2018 Fiscal Year Research-status Report
心臓リハビリテーションによるHDL亜分画の変化及び冠動脈イベント回避への影響
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18K10761
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
横田 裕哉 昭和大学, 医学部, 講師 (00465105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木庭 新治 昭和大学, 医学部, 教授 (20276546)
正司 真 昭和大学, 医学部, 講師 (50384392)
角田 史敬 昭和大学, 医学部, 講師 (60384393)
新家 俊郎 昭和大学, 医学部, 教授 (60379419)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | HDL亜分画 / 心臓リハビリテーション / 急性冠症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
2010年から2016年までに当院に入院し、経皮的冠動脈形成術が成功した急性冠症候群(ACS)の患者でかつ心臓リハビリテーション (CR)に参加した患者のACS発症時及びCR終了時であるACS発症から約6ヶ月後の血清を既にボストンのタフツ大学に郵送しており-80℃冷凍保存していたためそれらの血清をBoston Heart diagnosisに郵送し、1D gel法にてHDL亜分画を測定した。CRの参加によるHDL亜分画の変化を明らかにするために当初の予定した検体数よりも大幅に増加させて総測定血清数は245人、490検体であった。当初の研究予定では2D gel法による測定によりHDL亜分画を測定する予定であったが検体数が当初の予定検体数よりも増加したため時間と費用がかかりすぎるため1D gel法に測定方法を変更した。1D法でもHDL亜分画であるα1,2,3,4,preβ1には分離出来るため本研究の継続は1D gel法でも充分である。又今回の測定は本研究の初めての測定ということと私がタフツ大学に留学していたためBoston Heart diagnosisの研究責任者と親しく交流させて頂いていることもあり、今回の測定費用は先方の好意により無料で測定してもらうことが出来た。 更に2018年6月から現在までACSにて当院に入院し、かつCRに参加した患者の血清を順次当院の-80℃の冷凍庫に冷凍保存している。それらの血清を2019年3月にBoston Heart diagnosisに郵送し、HDL亜分画を測定してもらう予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定ではHDL亜分画の測定を2D gel法で測定する予定であったがよりCRの参加によるHDL亜分画の影響を明らかにするために測定検体数を増加させる必要があり、測定する検体数が増加したため2D gel法では時間と費用が大幅にかかってしますためより簡便にHDL亜分画を測定出来る1D gel法に測定方法を変更した。1D gel法で測定してもHDL亜分画であるα1,2,3,4,preβ1には分離出来るため本研究の継続は1D gel法でも充分である。 2018年6月以降のACS患者の血清の保存は現在まで順調に行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後ACSの患者の血清保存は引き続き行っていき、2019年3月及び2020年3月に冷凍保存している患者血清をBoston Heart diagnosisに郵送し、1D gel法にてHDL亜分画を測定してもらう予定である。 又冠動脈イベントが退院後の発症した時は随時発症の日時を確認していく。
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Causes of Carryover |
患者同意書の印刷代及び冷凍保存するboxの購入。2019年3月にBoston Heart diagnosisに冷凍空輸する輸送費、及びBoston Heart diagnosisにてHDL亜分画を測定する測定費用がかかる。
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