2018 Fiscal Year Research-status Report
中枢性交感神経制御による慢性心不全患者QOL改善のリハビリテーションモデル構築
Project/Area Number |
18K10775
|
Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
城宝 秀司 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 講師 (90334721)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 慢性心不全 / 交感神経活動 / 心臓リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は慢性心不全患者におけるリハビリテーションモデルの構築を行うためのデータ収集の準備を行った。まず備品費で購入した連続血圧血行動態ベーシックシステムによる測定系を構築した。 これと並行して中枢性の交感神経活動(筋交感神経活動:MSNA)と薬物療法、尿酸値との相互関係に関する調査を進め、解析結果を誌上報告した(J Cardiology 2019)。また慢性心不全患者のデータベースを用い、MSNAと貧血との関係(2018年アメリカ心臓病学会、2018年日本心不全学会、2019年日本循環器学会)、MSNAと体重推移との関係(2018年心臓リハビリテーション学会)について学会報告した。現在この結果の一部を専門誌に投稿中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1)交感神経活動と貧血の関係、2)慢性心不全における尿酸値と交感神経活動の関係、3)交感神経活動と体重推移との関係 などをこれまで集積したデータからまとめるなど、これまで行われていない検討・議論を展開しており、おおむね順調に進展していると考えることができる。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、慢性心不全患者におけるリハビリテーションモデルの構築を進める。次年度は上記研究成果を足掛かりにして、MSNAと体重推移との関係をさらに詳細に解析していく予定である。
|
Causes of Carryover |
旅費として使用した金額が予定よりも少なかったため。
|
Research Products
(9 results)
-
[Journal Article] Multicenter, Prospective Study on Respiratory Stability During Recovery From Deterioration of Chronic Heart Failure.2018
Author(s)
Takagawa J, Asanoi H, Tobushi T, Kumagai N, Kadokami T, Dohi K, Joho S, Wada O, Koyama T, Haruki N, Ando SI, Momomura SI; PROST Investigators.
-
Journal Title
Circ J.
Volume: 83
Pages: 164,173
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-
-
-