2019 Fiscal Year Research-status Report
Analgesic effect by exercise therapy on the healthy side to pain during exercise training after total knee arthroplasty
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18K10779
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
園畑 素樹 佐賀大学, 医学部, 准教授 (50304895)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 術後疼痛 / リハビリテーション / 可動域訓練 / 人工膝関節全置換術 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究機器をそろえ、実際のデータ収集を開始した。統計学的に検定可能な症例数を目指して収集中である。 人工膝関節全置換術後のリハビリにおける疼痛軽減を目的とし、術側だけの可動域訓練に加えて、健側の可動域訓練を同時に行うことによって疼痛が軽減されるかを検証中である。健側のリハビリテーションを同時に行うことにより、運動誘発性鎮痛(下降性疼痛抑制系などの内因性疼痛抑制機構)が発現し、疼痛が軽減されると考えている。また、他の部位でなく、健側膝で行うことにより、手術側を動かすことに対するbody imageを強化する効果があり、歩行能力の回復を促進する可能性があると考えている。 術前のアンケート調査により、神経障害性疼痛の有無を確認。術後の可動域訓練を術側のみに行った患者群と、健側を含めて両側同時に行った患者群をランダム化して振り分けて行っている。 可動域訓練は、理学療法士が行うのではなく、他動持続運動装置を使用しているため客観的な評価に耐えうるものと考えている。、術後疼痛をNRS(0~10までの11段階評価)によるアンケート調査並びにPainVisionを用いた定量評価(疼痛閾値を検査)で行っている。可動域訓練時の疼痛だけでなく、歩行訓練時の疼痛も評価を行っている。また、歩行能力の回復過程を両群間で比較している。統計学的検討には至っていないが、両側同時可動域訓練がリハビリ中の疼痛軽減に効果がある傾向を示唆している。 本研究の成果が、術後リハビリテーションにおける新たな治療ストラテジーになることが期待される。又、術後に限らず、有痛性の運動器疾患に対する運動療法の発展につながることも期待している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究機器をそろえ、実際のデータ収集を開始した。 統計学的に検定可能な症例数を目指して収集中である。 対象症例の規準を厳しくしているため、症例数の確保にやや遅れを生じている。 しかし、今年度中には症例数は確保できる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
統計学的に検討に十分な症例数を確保し、統計学的検証を行う。
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Causes of Carryover |
症例数の集積にやや時間を要しているため、統計処理などが行えていない。 また、そのため学会発表・論文作成行われておらず、これらに関する諸費用が発生しなかったため。
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