2022 Fiscal Year Annual Research Report
New Treatment Strategy Combining Exercise and Nutritional Therapy for ICU Acquired Weakness
Project/Area Number |
18K10781
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
森本 陽介 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (40534409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花田 匡利 長崎大学, 病院(医学系), 技術職員 (00596869)
矢野 雄大 長崎大学, 病院(医学系), 技術職員 (10771389)
関野 元裕 長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (40380927)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ICU-AW / BCAA / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はICU獲得性筋力低下(Intensive care unit-acquired weakness:ICU-AW)に対する運動療法と分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acids:BCAA)による栄養療法の併用効果を検証することを目的とし、多施設研究の実現に向けて急性期病院および回復期リハビリテーション病棟を有する病院などに研究協力を依頼したが、いずれにおいてもCOVID-19の影響によって実現には至らなかった。そこで、本研究ではICU-AW患者に対して運動療法と栄養療法を併用することで退院時アウトカムの改善を検討する目的であったが、ICU患者の退院時アウトカムを悪化させる要因の検討結果をまとめ、外科症例よりも内科症例においてICUにおける鎮静期間が遷延することやICU入室時の患者重症度分類であるSequential Organ Failure Assessment(SOFA)scoreが高値であるほどICUにおける鎮静期間が遷延し、3日以上の鎮静期間に対するSOFA scoreのカットオフ値は9点であること、さらに退院時アウトカムであるKatz IndexとThe Eastern Cooperative Oncology Group Performance Status(ECOG-PS)が入院前よりも低下した群は有意に鎮静期間が遷延しているを明らかにし、国際誌Scientific reportsの掲載に至った。また、回復期リハビリテーション病棟においてICU-AWを発症した患者に対する運動療法と栄養療法の併用アプローチを実践したCase studyを症例報告として執筆し、現在投稿準備中である。
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Research Products
(1 results)