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2018 Fiscal Year Research-status Report

急性期脳卒中高次脳機能障害に対する音楽リハビリテーションの開発と有効性の検証

Research Project

Project/Area Number 18K10792
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

笠井 史人  昭和大学, 医学部, 准教授 (50266095)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大澤 彩  昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20593726)
青木 啓一郎  昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90787095)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords音楽療法 / 急性期リハビリテーション / 高次脳機能障害 / 脳血管障害
Outline of Annual Research Achievements

音楽療法をタイムラグなく急性期患者に行うための、クラウドを利用した情報通達と電子データ、データ音源の遠隔作成と共有システムの構築を行った。
■本研究の特徴は、①対象者が脳血管疾患急性期であること②音楽療法の効果は個人の志向に左右される可能性が大きいため、音楽教材は本人の好みの楽曲で提供されることである。
■そのために迅速な訓練介入開始が必要で、週末で主任研究者が不在であっても研究は開始されなければならない。このことは本研究結果が将来臨床に応用される際の条件にもなるためにシステムを構築した。
■音楽教材を本人の好みに合わせ迅速に用意するシステム。音楽教材は以下を患者ごとに用意する。①「上を向いて歩こう」の音源(歌詞暗唱に使用)②「上を向いて歩こう」サビフレーズのループ音源(模擬楽器演奏に使用)③「患者が好きなアーティストの最新曲」の音源(歌詞暗唱に使用)④「患者が好きなアーティストの最新曲」サビフレーズのループ音源(演奏に使用)⑤「上を向いて歩こう」サビの難易度別、簡易楽譜⑥「患者が好きなアーティストの最新曲」サビの患者に合わせた難易度版簡易楽譜作成。③④⑥はオーダーメイドになる。
■同じ構成のi-pad 4台を用意し①②はインストールしておく。研究分担作業療法士が初診時より、あらかじめ作成してある①②⑤を使用し研究介入を開始する。その時、初期評価を行いつつ患者の音楽嗜好にあったアーティストを聞き出し、研究立案者に情報をラインで送る。研究立案者はその情報をもとに、i-tunes shopもしくはレコチョクから楽曲を購入し、Garagebandを利用してサビのループ音源を作成する。同時に同部の簡易コード楽譜を作成し、音源とともにi-cloudに乗せ共有する。研究分担作業療法士は、それらを患者に使用するi-padにダウンロードし、次回の訓練時から使用することにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今回は脳卒中急性期患者を対象としており、短期間ににオーダーメイドの音楽療法を施さなくてはならない。そのため通常の週末、土曜日日曜日の訓練がないだけでも介入開始が遅れる原因になる。それを避けるために特別な仕掛けが必要であり、クラウドを使った遠隔システムの構築を行った。その構築に多少の時間がかかった。

Strategy for Future Research Activity

前述のシステムが整ったため、いよいよ患者に対して音楽リハビリテーションの介入研究を始めることになる。下記に入り、急性期の脳卒中患者は減少する時期なので実際の患者の積み重ねは冬季までずれ込む見込み。

Causes of Carryover

分担研究者の参加学会が年度をまたいで開催されたため、次年度に旅費として使用する予定である。

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Published: 2019-12-27  

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