2018 Fiscal Year Research-status Report
Physical fitness in early adulthood and objectively-measured physical activity among middle-aged and older adults: a cohort study
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18K10812
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
笹井 浩行 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (60733681)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 体力 / 活動量計 / 身体活動 / 座位行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、1961年から2015年に大学1年時の体育授業で体力テスト(垂直跳び、反復横跳び、腕立て伏せ、踏み台昇降の4項目)を受けた東京大学出身者を対象に、現在の健康や疾病、社会活動に関する追跡調査をおこなった。その追跡調査に回答した者のうち、希望者に三軸加速度センサを内蔵する活動量計(HJA-750C、オムロンヘルスケア社)を送付した。対象者には起床から入床までの覚醒時間を通じて、1日あたり14~16時間程度、連続1週間、左腰部に装着するよう依頼した。活動量計から得られる運動習慣・身体活動関連変数は、身体活動ガイドラインの充足状況、中高強度身体活動、座位行動、歩数などである。結果として、追跡調査には約5500人が回答し、活動量調査には約2200人の希望があった。2018年度末までに2000人への送付が終了し、2019年度も残りのデータ収集を続ける。並行してデータの抽出、解析を進めている。2019年前半にはデータ収集、整理が完了する予定であり、後半にかけて体力テスト結果と活動量データを結合し、詳細な疫学解析をおこない、論文および学会発表での成果発信を進める予定である。本研究では、過去の体力と現在の身体活動をどちらも客観的に把握しており、両者の関係を精緻に検証することができる点が強みである。このようなデータは世界的にも稀であり、学術的な価値が極めて高い。ここから、青年期に体力を維持向上することが、中高齢期における活動的なライフスタイルにつながるか否かを検証でき、もしこの仮説が支持されれば、青年期に体力を良好に維持することの重要性や大学をはじめ体育授業の重要性をを社会に発信することにつながる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初は2018年度に500人程度のデータ収集を予定していたが、その4倍にあたる2000人程度のデータが収集できており、性、年代別など詳細な層別解析が実施できることから、「(1)当初の計画以上に進展している。」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年前半にはデータの整理・収集が完了する予定であり、後半にかけて論文および学会発表により成果発表を積極的に進める予定である。なお、2019年9月に茨城県つくば市で開催される第74回日本体力医学会大会にて、本研究や国内の類似研究の成果を紹介するシンポジウムを企画し、採択されている。
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Causes of Carryover |
2018年度内に追加で必要と思われた委託費や郵送費を2019年度に支出することとなったため、次年度使用額が生じた。2019年度はそれらに加えて、成果発表にかかる諸経費(学会出張旅費、論文校閲費、出版費等)に支出する予定である。
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