2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a New Training to prevent Knee Valves, One of the Dynamic malalignment of Lower Extremities causing the Anterior Cruciate Ligament injury
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18K10851
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
藤井 康成 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (30315410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木葉 一総 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 准教授 (00644395) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨盤機能 / Knee valgus / 腹横筋 / Pelvic Mobilityテスト |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年12月、第33回九州・山口医・科学研究会にて発表した「継続した骨盤機能改善トレーニングのKnee valgusと腹横筋収縮能に対する効果ーエリート大学女子バスケットボール選手の分析からー」を2022年に投稿し、九州・山口スポーツ医・科学研究会誌に掲載された(九州・山口医・科学研究会誌VOL.33、2022年7月刊行)。 本研究では、非接触型膝靭帯損傷、特に前十字靭帯損傷の原因として近年注目されているKnee valgusの予防を如何に行うかを目的とした。Knee valgusに代表される下肢アライメント障害に深く影響を与えている骨盤の機能障害を、骨盤機能評価法であるPevic Mobilityテスト(PMT)を用いて評価を行い、我々の考案した骨盤機能訓練を継続して行わせることで、PMTの改善が得られるかを前向きに研究した。同時に超音波エコーを用いて骨盤機能と関係の深い腹横筋の収縮能や、motion caputured systemを用いてKnee valgusの変化を、訓練前、4週後、8週後、12週後に測定並びに評価を行い、本訓練によりもたらされるPMT、腹横筋収縮能、Knee valgsuの変化を検討した。 対象は、大学女子エリートバスケットボール選手14名で、我々の考案した骨盤機能訓練を12週行うことで、4週より機能改善が得られ、訓練を継続することで12週までその効果はほぼ維持されることが分かった。しかし、その期間中に腹横筋の収縮やKnee valgusに対しては、効果が認められなかった。 今後の課題としては、本骨盤訓練の継続により得られた骨盤機能の改善を、Knee valgusの改善に如何に繋げるかであり、膝の屈曲方向をコントロールするために、対象者に対してビデオなどを介して積極的に動作介入および指導を行うことで、その予防が得られるかを検討していきたい。
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