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2021 Fiscal Year Research-status Report

微弱電流および高気圧酸素は損傷骨格筋の筋力回復を促進させるか

Research Project

Project/Area Number 18K10865
Research InstitutionSt. Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

藤谷 博人  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50278008)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小倉 裕司  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90509952)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywords骨格筋損傷 / 微弱電流 / 高気圧酸素 / 筋力
Outline of Annual Research Achievements

スポーツ現場においては、肉ばなれ等の骨格筋損傷に対して、微弱電流、あるいは高気圧酸素を使用することにより、その組織修復が促進されることが知られており、可能な限り早い現場復帰を渇望する選手にとっては、貴重な治療手技となっている。
我々はこれまでに、マウス骨格筋損傷モデルを用いた一連の実験系にて、骨格筋の修復促進効果について主に形態学的に評価し、それを明らかにしてきた(科学研究費助成事業:基盤C;21500639、基盤C;24500639、基盤C;15K01632)。
本研究の目的は、マウス骨格筋損傷モデルを使用し微弱電流および高気圧酸素により、骨格筋の機能、つまり筋力の回復を評価、検証することである。
2021年度はコロナ禍がまだ継続し、自身の所属が医療機関のため不定期な感染対策業務も多くなり、研究活動に多大な制限が生じた。
その中で、小動物用の高気圧酸素チャンバー(P-5100S)の実施環境(2.5ATA, 100%酸素)を安定化させるため、酸素投与、圧設定の稼働をさせバルブその他の機器の微調整を完了させた。また、OECD方式ラット・マウス用筋力測定装置(MK-380CM/R)について、デジタルフォースゲージの測定値の正確性の向上目的で、機器の基盤部分の固定・安定化の改良を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2021年度は、新型コロナ禍の影響(特に夏季そして冬季)が大きく、自身が勤務する大学医学部の授業形式の急激な変更、また大学付属病院における地域住民あるいは学生へのワクチン接種等の医師としての社会的業務も不定期に多くなり、本研究に必要な連日を要する実験実施がきわめて困難であった。

Strategy for Future Research Activity

これまで、骨格筋損傷モデルにおける筋力の自然経過については結果が出ており、今後は、すでに実験機器(微弱電流刺激と高気圧酸素)の準備が完全に整ったので、当初の予定通りのプロトコルにて早々に実施する。実際の実験は、コロナ禍の急激な状況変化に対応するため、自身の業務スケジュールを一部変更し夜間の実験実施も含め検討する。

Causes of Carryover

2021年度は、夏季、冬季における新型コロナによる医療機関の逼迫等があり、自身の勤務している大学、附属病院でもその対応により実験実施には大きな影響が出た。実験の一部には遅れが生じたが、既述の内容にて可及的に諸準備を進め、その際の経費は生じなかった。
今後は、コロナ禍の影響が最小限になるよう、夜間の実験実施をも含めて自身の業務の調整を行う。

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Published: 2022-12-28  

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