2021 Fiscal Year Research-status Report
The development of the system to search pharmaceuticals containing prohibited substances derived from kampo medicine and the study of the mechanism induced increased physiological function
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18K10866
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Research Institution | Yokohama College of Pharmacy |
Principal Investigator |
五十鈴川 和人 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (90412551)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ドーピング / 漢方薬 / OTC医薬品 / アスリート / アンチドーピング / 生薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年10月に開催された第30回日本東洋医学会関東甲信越支部神奈川県部会学術大会・第53回神奈川県東洋医学会において、ドーピングに関わる漢方薬・生薬を含有するOTC医薬品の調査」というタイトルで研究成果の発表を行った。 C2C12細胞を分化させ細胞を作製し、薬物で損傷させ、漢方薬(芍薬甘草湯)の効果をウェスタンブロット法(タンパク質レベルの解析)で効果を検討している。現在、ウェスタンブロット法に用いるサンプルの回収までは終了している。抗体を使用した検出は行えていない。一部の試薬類を購入することにより、すぐに研究を進めることができる段階にある。 動物を用いた実験は、細胞レベルの実験での知見が得られていないため、動物愛護の観点から実施できていない。しかし、申請者が実験動物を飼育する環境や動物を扱う設備(麻酔装置等)については、今年度購入済みであるため、細胞を用いた研究を進めることにより開始できる見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウイルスのまん延により学内での研究環境が著しく変化したこととそれと同時に学内で国家試験対策委員長(横浜薬科大学では教務部長に匹敵する業務内容)という役職についたためである。国家試験対策委員長になったことにより、年間約200回の講義の教員割振りや試験スケジュール等、学生や保護者への対応があるため、研究に割ける時間がきわめて減少してしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
文献を用いた研究は、昨年度まとめた内容については論文として発表予定である。最新のデータについては、最新版の書籍でまとめ、学会及び論文として発表する。 基礎研究については、培養細胞を用いた研究についてはデータを集積し、論文として発表する予定である。
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Causes of Carryover |
培養細胞を使用した実験、実験動物を使用した実験、学会発表、論文発表を十分に行うことができなかったため、次年度使用額が生じてしまった。今年度はこれらを実践することにより助成金を有効に活用していく。
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