2021 Fiscal Year Research-status Report
運動中の発揮筋力を評価する新しいヒト実験法と筋疲労を抑制・回復させる刺激と部位
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18K10868
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
有馬 義貴 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (80309129)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 筋疲労 / 筋硬度 / LLLT / 鍼 / 微小突起 / LEDT / 微細突起鍼 / 足三里 |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナウイルス感染拡大対策によって対面ヒト実験の実施が困難であったことに伴い、情報整理・発信を主体とした。 介入部位としている足三里穴の効果について他の研究論文を調査し、主に免疫力向上、抗炎症、消化・循環器系およびエネルギー代謝への作用、脳機能への好影響が期待でき、抗老化・ストレスケアに有用である証左を得た。これらの結果を踏まえた実験結果の解釈から、高齢者及び慢性ストレスに対するアプローチ部位としては足三里が有用であり、刺激には押圧・鍼・電気刺激・接触・光刺激が有効であることを「「ストレスケアの実際」(錦房)における第2節症状・疾患別、領域別セルフケア11高齢者(免疫力強化等)」と、執筆依頼を受けたBIO Clinica(北隆館)及び地域ケアリング(北隆館)で紹介した。 全日本鍼灸学会では、微細(微小)突起刺激ツールの現状調査および、これらが非侵襲性刺激であることを「微細突起鍼の現状調査と共焦点レーザー顕微鏡による鍼痕の観察」として発表した。 日本レーザー治療学会では、同出力異波長かつ出力制御可能な研究用LED光照射装置の開発手順と得られた実験結果を「筋疲労予防・回復に対する光照射の波長/出力特異性の検討」として発表した。 さらに研究用LED照射装置に用いたLEDのデータシートに基づいた放射強度を得るために周期・順電流をタイマー/カウンタ設定スケッチとトランジスタを用いた回路の構築についての手順を「研究用複数波長LLLT(レーザー鍼)の作り方(仮題)」として執筆中であり、出版予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験を行う予定で計画していた8月および2~3月にコロナウイルス感染拡大対策が実施され、対面ヒト実験が困難となった事が原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
1.硬さを指標とした電気刺激誘発筋疲労実験モデルについてを執筆投稿する。 2.同一素材・同一突起高で、ピッチが異なる微細突起鍼の効果について実験的に検討し、執筆投稿する。 3.光照射の部位特異性について実験的に検討し、執筆投稿する。 4.研究用複数波長LLLT(レーザー鍼)の作り方について、電子書籍として出版する。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス感染拡大対策による対面ヒト実験が妨げられたことによる。 今年度は被験者謝金、論文に投稿に関わる英文校正及び審査・掲載料(APC)に使用する。
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Research Products
(5 results)