2022 Fiscal Year Research-status Report
運動中の発揮筋力を評価する新しいヒト実験法と筋疲労を抑制・回復させる刺激と部位
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18K10868
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
有馬 義貴 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (80309129)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 筋疲労 / 筋硬度 / LLLT / 鍼 / 微小突起 / LEDT / 微細突起鍼 / 足三里 |
Outline of Annual Research Achievements |
[1]コロナ・ウイルス感染拡大対策によって対面ヒト実験の実施が困難であった期間は情報の整理・発信を主体とした。 1)研究用LED照射装置に用いたLEDでデータシートに基づいた放射強度を得るために、周期・順電流をタイマー/カウンタで設定するスケッチとトランジスタを用いた回路を構築していく手順についてをまとめ、「研究用レーザー鍼(LEDT)の作り方~Arduinoによる制御の手順~」としてペーパーバック出版した。 2)筋硬度(収縮時筋硬度、弛緩時筋硬度、収縮-弛緩時筋硬度差)連続測定によってEMS誘発筋疲労が1分以下のタイムスケールで観察できることと、短いパルス幅とすることで軽運動レベルの筋疲労を誘発することについて論文にまとめ、投稿した(査読審査中)。 [2]新型コロナ5類引き下げが発表されたことに伴い、対面ヒト実験を再開した。 1)同一素材・同一突起高で、ピッチが異なる微細突起鍼の効果について実験をしたが、現在までのデータで有意な差および傾向が認められていない。 2)刺激特異性・部位特異性を検討するために100HzEMS誘発筋疲労モデルを用い、8種の介入を行う実験をした。介入は左右それぞれの足もしくは片足に対し、無介入、LEDT(sham、880nm、960nm)、貼付鍼(シール、PyonexZERO、Pyonex0.11×0.3、HapePatch)、経穴外(pyonex0.11×0.3)を試み、被験者の協力許容日程を調整して実施している。これまでの実験で使用した旧タイプLEDTは放射強度が不明瞭な状態であったが、今回の実験ではデータシートに基づいた放射強度を得た回路を用い、旧タイプに比較し、放射強度が強い。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対面ヒト実験が困難であった社会情勢が原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
刺激特異性・部位特異性に関わる実験について、執筆・投稿する。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス感染拡大対策による対面ヒト実験が妨げられたことによる。 今年度は論文に投稿に関わる英文校正及び審査・掲載料(APC)に使用する。
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