2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K10907
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
藤田 紀昭 日本福祉大学, スポーツ科学部, 教授 (40199344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兒玉 友 日本福祉大学, スポーツ科学部, 助教 (40636164)
安藤 佳代子 日本福祉大学, スポーツ科学部, 助教 (90618795)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 障害者スポーツ / 障害者 / 意識 / 認知度 |
Outline of Annual Research Achievements |
パラリンピックは延期となり、実施されなかったが、障害者および障害者スポーツに対する国民の意識についての定点的な社会調査及び、パラリンピック教育に関する調査を実施した。意識調査に関しては2014年度、2016年度、2018年度、2019年度、2020年度に実施した障害者スポーツに関わる言葉の認知度、障害者に対する意識、および障害者スポーツに対する意識の変化についてみた結果以下のことが明らかになった。 言葉の認知度ではボッチャ、ゴールボール、パラバドミントンの三つの言葉の認知度が大きく伸びていたが、他の言葉に関しては若干伸びていているかもしくは横ばいであった。障害者、および障害者スポーツに対する意識は2014年度から2019年度にかけて人々の意識がやや肯定的になる傾向が見られたが、2020年度は若干低下していた。 パラリンピック教育に関しては2018年からの大学と連携した地域でのパラリンピック教育を実施している。今後も、大学のある美浜町内小中学校での指導実績を重ね、小中学校が継続的なパラリンピック教育の活動が行えるよう、大学と教育委員会が連携して実施できるスキームについて調査検討した。さらに、プログラムの実施前後での子どもたちの意識の変化についての調査結果を明らかにしていく。また、小・中学校の現職教諭を集めたパラリンピック教育の講習会の実施を計画するなど、学習の場を提供していき、教員の意識変化についても調査しており、これについても現在分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
パラリンピックの無形のレガシーに関する研究であるが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、大会が延期となった。このためパラリンピック開催後の人々の意識の変化についての調査が未実施である。これについては研究最終年度となる2021年度に実施する予定である。また、地域における障害者スポーツ競技団体に関する調査、ホストタウン受け入れの影響も同様の理由から実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度実施できなかった調査については2021年度実施する。また、2021年度実施する予定だった調査についてもあわせて実施する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、パラリンピック大会が1年延期となり、パラリンピック開催後に実施予定であった調査ができなかったため。
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Research Products
(7 results)