2021 Fiscal Year Research-status Report
野球投手における投球動作の反復が身体の筋硬度に及ぼす影響
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18K10915
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Research Institution | Kyushu Kyoritsu University |
Principal Investigator |
長谷川 伸 九州共立大学, スポーツ学部, 教授 (70350444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
船津 京太郎 九州共立大学, スポーツ学部, 教授 (10259658)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 筋硬度 / 投球数 |
Outline of Annual Research Achievements |
野球経験を持つ大学生6名を対象に15球×7セット=105球の投球を行わせ、上肢、体幹の9つの筋(大胸筋、広背筋、僧帽筋、棘上筋、棘下筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、円回内筋、橈側手根屈筋、尺側手根屈筋)の筋硬度を投球前、投球後、24時間後、48時間後に測定した。 その結果、棘上筋の硬化を示す筋硬度指数が24時間後、48時間後において投球前に対する有意な差を示すことが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
野球投手を対象とした実験の前段階として、一般大学生を対象に投球後の上肢、体幹の筋硬度の変化に関するデータ収集を行った。令和2年度、3年度に野球投手を対象としたデータ収集を予定していたが、2年連続で投手が全力でのピッチングができる時期(春~夏)にかけて新型コロナウイルスの感染拡大による部活動の活動制限があり、野球部の活動中止や、学生の自宅帰省があり、被験者の確保が困難な状況となった。 令和4年度は、4月以降は通常の活動ができていることから、春季シーズンの修了後に被験者を確保し、データ収集を行い、論文化することを計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
既に実施した研究では、野球経験を持つ大学生を被験者としており、測定時には日常的にピッチングを行っていない者が対象である。日常的に投げ込みを行うことで、投球後に生じる筋の硬化や、その回復時間に変化が生じることが予想されることから、今後の研究においては、大学野球投手を対象とするとともに、肩関節や肘関節の筋に着目したデータ収集を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの感染拡大による実験計画の延期のため
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