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2018 Fiscal Year Research-status Report

Development of the Effective Program for Training Life Skills

Research Project

Project/Area Number 18K10924
Research InstitutionAichi University of Education

Principal Investigator

山田 浩平  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60439304)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywordsライフスキル / ワークシート / レクリエーション教材 / 教材構成要素分析表
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、ライフスキルをより楽しく・より効果的に形成し、さらに体力の維持を図るために、身体活動を伴ったレクリエーションを取り入れたライフスキル形成のためのプログラムを開発することにある。2018年度は研究1としてライフスキルの形成を評価するための尺度を開発し、研究2としてレクリエーションを取り入れたライフスキル形成のためのプログラム案を作成することにあった。
研究1の成果は、WHOの提唱する5組10種類(問題解決,意志決定スキルなど )のライフスキルに合わせて作成されたLife Skills Assessment Scale (Subasree,et al.,2014)100項目と、筆者らが2015年に作成した高校生用のライフスキルスケールを参考に、10種類のスキルごとに50項目のライフスキル測定尺度案を作成し、小学生約500人を対象に調査を行った。その結果、ライフスキルの8種類ごと5項目(計40項目 )の尺度が完成した。
これらの成果を踏まえ、研究2では小学生を対象として「謎解きウォーキング」を実施し、このレクレーション活動がLife Skillsの形成に与える影響を検討した。その結果、介入直後に対人関係、共感、問題解決、創造的思考スキルが上昇し、介入1ヶ月後では対人関係、共感スキルが得点を維持していた。また、介入直後の活動消費量は平均して559.34kcalであった。なお、この研究成果は日本体育学会第69回大会にて発表し、優秀演題賞を受賞した。
さらに研究を進めていく中で、レクレーション教材の選定にあたり、何かしらの基準が必要であることを痛感し、レクリエーション教材の構成要素分析表作成の試みを行った。その結果、分析表の項目としては、活動性、遊戯性、社会性、安全性、利便性、競争性、応用性が挙げられ、研究成果を日本学校保健学会第65回学術大会にて発表した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2018年度は研究1としてライフスキルの形成を評価するための尺度を開発し、研究2としてレクリエーションを取り入れたライフスキル形成のためのプログラム案を作成することにあった。
研究1の尺度開発については、対象者の確保も無事に進み、ある程度の信頼性と妥当性の確保された尺度を開発することができた。その後の再現性の調査でも、一定の数値を保つことができた。これは、すでに筆者らが高校生を対象としたライフスキル尺度を開発しており、尺度の裏付けとなる文献研究や構成概念の妥当性をある程度省略てきたからであると考えている。
研究2のレクリエーションプログラム(教材)案の開発にあたっては、本研究に賛同してくださる学校現場の教員が多くみられ、プログラムの作成から積極的にディスカッションに加わっていただいた。そのため、より早くプログラム案が完成し介入研究を進められたため「謎解きウォーキング」という教材を開発することができた。またその教材の効果もまずまずの結果であった。
しかし、レクレーション課題の選定にあたっては教材のもつ特性を把握するために「レクリエーション教材の構成要素分析表」の開発が必要であることに気づいた。そのため、当初の研究計画にはなかったレクリエーション教材の構成要素分析表を開発し、学校現場で教員に実際に使用してもらったり、その結果を学会にて発表することでより研究の遂行を促進することができた。

Strategy for Future Research Activity

2019年度は、研究2でさらに数多くのレクリエーションを取り入れたライフスキル形成のためのプログラム案を作成し、作成したプログラム を実施してライフスキルの形成のプログラムの効果と体力の維持・向上を検証することになる。昨年度の3~4月の時点で研究協力者と数回の打ち合わせを行い、2018年度の成果を確認し、2019年度の研究の分担の確認と、プログラム案の開発を試みている。
開発にあたっては、教材要素構成票を作成し、開発しようとしているプログラムが、5組10種類のライフスキルのどのスキルを高めるのかや、簡便性や遊戯性の程度を評価するようにしている。
ライフスキル形成のためのプログラムは、2019年の8月下旬までに開発し、9月以降から実施予定である。プログラムの実施フィールドとしては、予定通りの本研究協力者の協力を得て、関東、東海、関西地方を中心に実施する予定である。なお、研究の成果は、随時学会にて発表し、最終的には学会誌に投稿すべく研究を進める。

  • Research Products

    (3 results)

All 2019 2018

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] タグラグビーと算数およびプログラミング学習とを関連付けた総合的学習における学習指導過程の開発2019

    • Author(s)
      山田浩平、山羽教文
    • Organizer
      第4回健康・スポーツ教育学会
  • [Presentation] 謎解きウォーキングがLife Skillsの形成に与える影響2018

    • Author(s)
      山田浩平、物部博文、杉崎弘周
    • Organizer
      日本体育学会第69回大会
  • [Presentation] レクリエーション教材の構成要素分析表作成の試み2018

    • Author(s)
      山田浩平、鳥居哲夫、大津一義
    • Organizer
      日本学校保健学会第65回学術大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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