2018 Fiscal Year Research-status Report
The long-term effect of physical activity improvement program which utilized e-Learning
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18K10928
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
鈴木 久雄 岡山大学, 全学教育・学生支援機構, 教授 (30135967)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 身体活動量 / ランダム化比較試験 / 大学生 / e-Learning / GPAQ |
Outline of Annual Research Achievements |
本学では本学教養教育科目「するスポーツ演習」においてe-Learningによって自分の身体活動増進プログラムを自ら作成し,実践・記録を行うことを課している。そこで,本研究では平成30年度「するスポーツ演習」授業を履修した者(抽選当選者:介入群)を対象に,授業前・後に国際標準化身体活動質問紙日本語版(GPAQ)を用いて活動量・座位時間等を調べ,身体活動増進プログラムの長期効果を検証する。一方,「するスポーツ演習」抽選落選者(統制群)についても同様な調査を行った。対象者数は両群とも70名となった。現在,介入群が約40名,統制群が50名のデータが得られており,分析中である。本研究は本学倫理委員会の承認を得ており,研究手法としては予定していたランダム化比較試験とすることができたことで,分析レベルの高い研究とすることができた。また,申請書には記載しなかったが,質問紙調査(GPAQ)に加えて活動量計調査も実施したことができた。さらに,本研究に入る前に予備調査として同様の授業前後の調査を実施することができ,介入群は統制群に比べ,身体活動量,筋力トレーニング量,ストレッチング量の増加がみられるとの結果を得ている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
予備調査(ランダム化比較試験ではない)によって,授業前後における身体活動増進プログラムの効果を確認できたこと,また,質問紙調査(GPAQ)に加えて活動量計による身体活動量測定を追加することができたことの2点によって,進捗状況を判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究は順調に進んでいるので,計画通りに遂行できると考える。課題は1年後の調査において,対象者がドロップアウトするのをいかに防げるかであり,繋ぎ止められるよう個々のデータの還元等に丁寧に対応していく方針である。
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