2018 Fiscal Year Research-status Report
Relationship between development of locomotorium and diet and lifestyle among school-aged children.
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18K10933
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
上杉 宰世 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (10383522)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学童 / Inbody / 骨密度 / 食事摂取状況 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度~29年度に都内小学校2校において5、6年生を対象として測定したデータ(414名)について集計・分析を行った。 その結果、身長、体重、肥満度、骨格筋量、体脂肪率においては、東京都心部と山間部の小学校では測定値に違いはなく、骨密度は、男子において山間部のほうが有意に高かったことから、校庭の広さ等の運動環境は子どもの骨密度に影響する可能性が考えられたが、筋肉量や体脂肪率には影響をあたえないと考えられた。 性別で比較すると、体脂肪率は6年生で男子よりも女子のほうが有意に高かった。 また、学年別に比較すると、骨格筋量および全体筋肉量は男子において5年生よりも6年生のほうが多く、体脂肪率は女子において5年生よりも6年生のほうが高いことがわかった。これらのことから、小学6年生ころから第二次性徴にともなう身体構成の変化を確認することができた。 以上の結果を含めてさらに調査・測定を進めるため、来年度からの測定にむけて機器整備、補修をおこない、新規に購入した骨密度については測定バイアス軽減のために測定トレーニングを実施した。また、対象校の選定については運動環境等を考慮しながら研究協力依頼をすすめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通りにすすめることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は対象校1~2校について、身体計測および食事調査を実施する。また、来年度はアジア国際栄養学会が開催されるため、諸外国における小児の身体計測と体力について最新情報を得たいと考えている。
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Causes of Carryover |
機器購入時に相見積もりとしたことから、業者による値引きが発生したため。
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Research Products
(2 results)