2018 Fiscal Year Research-status Report
Statistical approach and feedback for genetic, epidemiological or clinical data.
Project/Area Number |
18K11189
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
冨田 誠 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (20399025)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 健康保健データ / 対象患者 / リスク解析 / 臨床データ / 遺伝統計学 |
Outline of Annual Research Achievements |
遺伝子多様性解析の研究では近年、より大規模で大量なデータへと膨大な情報を扱うようになり、疫学や精神保健データの研究でも大規模で、かつ空間的にサンプリングされた膨大な情報を扱うようになってきた。前者は単純に統計解析するだけではなく、この分野での独特の遺伝的アプローチがあり、後者は空間集積性を考える上では計算量の膨張や現実的な計算時間の制限などからも適用できる手法が限られている。提案する独自のアプローチやほぼ唯一の解決となる手法を、これらの大規模・大量データへと適用することで、今までに他では得られない知見・有効な結果が得られた。特に前者について、まずは遺伝子型データを把握することから始まるが、場合によっては膨大な座位数の遺伝子型データであることも多い。座位数が多いか否かに関わらず、遺伝子型の情報を絞り込むために、LDブロック構造というものを把握することが、この遺伝解析分野での定石である。Haploviewと呼ばれるソフトウェアを用いた研究発表は数多く見かけられた。連鎖不平衡(LD)の2次元的な構造を把握する方法をTomita, et al. (2008)など、新しい方法を他にも我々はいくつか提案し、有効であることを示した。ドイツのドルトムントで開催された日独分類シンポジウム(7th German-Japanese Symposium, July 1-3, 2018, TU Dortmund University, Germany)にてGenetic and Statistical Problems for Genome Association Studyと題して招待講演を行い、discussionを行えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遺伝子多様性解析の研究で統計解析するだけではなく、この分野での独特の遺伝的アプローチについてまとめたものをドイツのドルトムントで開催された日独分類シンポジウム(7th German-Japanese Symposium, July 1-3, 2018, TU Dortmund University, Germany)にてGenetic and Statistical Problems for Genome Association Studyと題して招待講演を行い、discussionを行えた。DiscussionではTU Dortmund UniversityのLausen教授より、ゲノム関連解析におけるassociation studyについてコメントをいただき有用な意見交換を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
SNPマーカーによる連鎖不平衡(LD)ブロック同定の後、LDの2次元的な構造を把握し、ハプロタイプ・ディプロタイプ形の推定によりターゲットを検出する。病因遺伝子探索を目的とする研究に対して多変量量的変量での解析を構築し、患者個々のリスク推定・評価する方法を提案し、QOL (Quality of Life)向上へと導く。すでにPDCAサイクルとしては回り始めているため、安定した方法論の構築を進める。また、精神保健・疫学分野でも空間集積性・時空間集積性を検出する研究自体が比較的新しい研究テーマであり、オリジナリティが高いだけでなく解決できるほぼ唯一の手法であった。これらを既存の手法と比較・検討することを続け、有効な成果を示せるよう進めていく。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Comparison of Rigid and Soft-Brace Treatments for Acute Osteoporotic Vertebral Compression Fracture: A Prospective, Randomized, Multicenter Study2019
Author(s)
Kato Tsuyoshi, Inose Hiroyuki, Shoichi Ichimura, Yasuaki Tokuhashi, Hiroaki Nakamura, Masatoshi Hoshino, Daisuke Togawa, Toru Hirano, Hirotaka Haro, Tetsuro Ohba, Takashi Tsuji, Kimiaki Sato, Yutaka Sasao, Masahiko Takahata, Koji Otani, Suketaka Momoshima , Ukihide Tateishi, Makoto Tomita, Ryuichi Takemasa, et al.
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Journal Title
Journal of Clinical Medicine
Volume: 8
Pages: 198~198
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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