2021 Fiscal Year Annual Research Report
Personal-cell scheme using adaptive control CRE in mobile network
Project/Area Number |
18K11277
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Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
大塚 裕幸 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (60594067)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 実靖 工学院大学, 情報学部(情報工学部), 教授 (50439262)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | モバイルネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
2GHzマクロセルと4.5GHz帯ピコセルからなるマルチバンドHetNetにおける,ピコ基地局の送信電力の最適化について検討を行った.また,ピコセルにセル拡張技術を用いた場合,ピコ基地局の送信電力に対するユーザスループット特性の振舞いについて検討した.まずは,ユーザスループットを評価するためのシステムレベルシミュレータを構築した.次に,システムレベルシミュレーションにより評価指標である平均と下位5%のユーザスループットを求めた.結果として,平均ユーザスループットを最大化するピコ基地局の送信電力を明らかにした.また,ピコセル拡張技術を適用した場合には,ピコ基地局の送信電力を低減できることを示した.さらには,ピコ基地局の送信電力に対する下り回線の変調方式の使用率を明らかにした. また,2GHz帯のマクロセルと28GHz帯のピコセルからなるマルチバンドHetNetにおいて,28GHzの電波減衰を補償することを目的としてピコセルをセクター化し,さらにセクター毎にビームフォーミングを適用する手法について検討を進めた.まずは,その提案手法をシステムレベルシミュレータに実装した.次に,システムレベルシミュレーションを実行し,従来のオムニピコセルと提案手法である3セクターピコセルを用いた場合の特性評価を行った.提案手法は従来技術に比べてユーザスループットを大きく改善することを示した. さらに,高速モバイルネットワーク通信を実現できるモバイル端末の開発に取り組み,主要なスマートフォンプラットフォームであるAndroidを改変し,実機実装を達成した.
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Research Products
(4 results)