2021 Fiscal Year Annual Research Report
Application of blind image restoration for medical cameras and development of a real-time restoration system
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18K11372
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| Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
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Principal Investigator |
後藤 富朗 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20324478)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | ブラインド画像復元 / 内視鏡カメラ映像 / ぼけ・ぶれ補正 / FPGA実装 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度の研究実績の概要としては、以下の３点である。
(1) ワークステーション上でのリアルタイムブラインド画像復元処理の実現：令和2年度までの研究において解像度やぼけ・ぶれ幅が大きい場合にはPSF推定処理に大幅に時間がかかるため、リアルタイム処理が間に合わないことが確認されたため、これの改良を行った。具体的にはぼけ・ぶれを推定するアルゴリズムを縮小画像から推定し、推定されたぼけ・ぶれ係数（PSF）を拡大したものを初期値とするように改良することで推定精度を維持しつつ、高速化を図り、PSF推定の際に理想画像推定とPSF推定を行うアルゴリズムを独立に実装することで並列処理を実現し、リアルタイム処理を実現できることを確認した。
(2) FPGA上でのリアルタイム処理の実現：ワークステーション上でのリアルタイム動作するアルゴリズムを3台のプログラマブルロジックデバイス（FPGA）上に独立して実装し、並列に協調動作させることでリアルタイムブラインド画像復元処理を実装し、その動作の確認を行った。実験結果より、FPGA上でのリアルタイムブラインド画像復元処理が実現できることを確認した。
(3) 研究成果の発表：上記の研究成果を国際会議：IIEEJ International Conference on Image Electronics and Visual Computing (IEVC 2021)において発表するとともに、世界中の研究者との意見交換を行った。研究者からの評価は良好であった。それらの知見は今後の研究にも非常に役立つ内容であり、今後の研究活動にも活かしていく。また、今後は医療系の国際会議や展示会において発表を行うことで、医者や医療機器メーカーの担当者への技術の訴求を行っていくことで、本課題の成果を普及していく。
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