2021 Fiscal Year Annual Research Report
Utilizing Passive High-Function RFID Devices with Sensors for Real-World Interaction
Project/Area Number |
18K11388
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高橋 伸 筑波大学, システム情報系, 准教授 (00272691)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | RFID |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は加速度センサを搭載するPHF-RFIDを用いたデバイス開発のケーススタディとして,以下を行った.(1)RFIDモジュール部の動作確認.farsens社の評価基板であるKineoを用いたPHF-RFIDシステム実験を行った.まず,RFID機能および搭載マイコン上のプログラム動作の確認として,我々が実装した開発環境を用いて,送信毎に値がインクリメントされるプログラムを書き込み,データの送受信テストを行った.RFIDリーダとしては,Impinj社のSpeedway RevolutionR420を利用した.その結果,実際に受信する毎に値がインクリメントされるデータを受信することを確認した.(2)加速度センサの動作確認及び性能調査.次に評価基板上に搭載されている加速度センサから値を取得する実験を行った.加速度センサはマイコンに接続されている.加速度センサの値を取得し送信するプログラムを前述の開発環境を用いて書き込み,加速度データの受信実験を行った.その結果,毎秒20~30回程度の加速度値を正しく受信できることを確認した.(3)ジェスチャ認識システム実装に向けたソフトウェア開発.RFIDデバイスから取得した加速度値を認識するシステムの開発に向けて,RFIDリーダによって取得したデータを他のプログラムに送信するUDPサーバ,RFIDデバイスを用いたジェスチャ動作の学習をさせるためのジェスチャ動作データ収集を行うアプリケーション,取得した加速度データをリアルタイムで可視化するアプリケーションを実装し,それぞれの動作を確認した.その他に,PHF-RFIDの将来の応用として表計算ソフトウェアのハンドジェスチャインタフェースの設計・実装を行った.
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Research Products
(1 results)