2020 Fiscal Year Research-status Report
Wearable sensing system for the safety and security of persons with disabilities
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18K11419
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| Research Institution | National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities |
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Principal Investigator |
外山 滋 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 障害工学研究部, 研究室長 (50360681)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 隆 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 義肢装具技術研究部, 義肢装具士長 (40415360)
白銀 暁 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究室長 (90404764)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | ウェアラブルセンサ / せん断力センサ / トルクセンサ / マルチセンシングシステム / 3軸力覚センサ / 車椅子 / 姿勢計測 / 義足 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
障害者への応用計測をターゲットにしたシート型ウェアラブルセンサ、及びそれを用いた測定システムの開発を進めている。これまでに独自原理と構造を有する2次元せん断力センサを開発したが、特に本課題を通して前年度までに、複数のせん断力センサに対応するマルチ測定システムや、せん断力センサと導電性ゴムシート型圧力センサを積層化し一体化したシート型3軸力覚センサおよびその測定システムを開発してきた。また、これとは別にシート型トルクセンサ（センサ面の法線を軸とするねじれを検出）、および測定システムを開発した。トルクセンサは単体で用いることもできるが、せん断力センサと積層化することも可能である。
昨年度は、主として測定用ソフトの改良や、測定システムの複製機の作製などを行った。測定システムはモバイル測定回路、及びノートパソコンからなる。測定回路はセンサの信号を受け、これを無線にてノートパソコンに送信するものであるが、マイコンとアナログ回路から構成されている。また、パソコン用ソフトは測定回路からの無線信号を受け、これに補正計算などの演算処理を施したうえでリアルタイムで画面表示し、かつファイル化するものである。測定回路やパソコンソフトの基本は既にその前年度に開発しているが、応用研究用に複製機を数台作製した。なお、上記のソフト改良としては、24時間にわたる長時間測定（これまでは最大35分間）を可能としたり、センサ機能のセルフチェックなどの本質的な改良を行った他、グラフィックインターフェースの改善などを行った。応用研究としては車椅子上にセンサを設置しての測定、義足の中へ挿入しての測定を進めている。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
センサや測定システムの開発、改良は順調に進んできた。しかし、COVID-19の影響のために応用研究としての被験者試験が困難な状況である。本研究を含めて、被験者試験が必要となるあらゆる研究において、被験者が研究所に来ることによる感染の危険率の増加が危惧されたためである。
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| Strategy for Future Research Activity |
COVID-19による影響が大きいが、適宜状況判断をしつつ被験者実験を可能な範囲で進めることとする。
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| Causes of Carryover |
COVID-19の影響のため、被験者実験が困難であっため、被験者に支払う予定であった謝金の使用額が少なかった。また、同様の理由から学会参加費と出張費としての支出が少なかった。
今後、COVID-19の状況改善次第であるが、被験者謝金や学会参加・発表に支出する予定である。
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