2022 Fiscal Year Annual Research Report
Cross-Linguistic Studies on Lexical Differences based on Representation Learning
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18K11456
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
高村 大也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究チーム長 (80361773)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 亮 甲南大学, 知能情報学部, 准教授 (10403312)
川崎 義史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40794756)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 語彙的変異 / 意味変化 / 自然言語処理 / 深層学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、ロマンス語同源語における意味変化検出において、さらに詳細な分析を行い、研究のまとめを行なった。研究成果について論文を執筆し、国際会議COLINGへ投稿し採択された。また、語彙的変異を含めた言語現象の分析に自然言語処理や深層学習を用いる可能性について議論を進め、日本英文学会で発表した。 研究期間全体を通じて実施した研究の成果を以下の通りである。 ロマンス語における同源語の語彙的変異の分析を行なった。具体的には、ロマンス諸語について多言語単語分散表現を計算で求め、これを用いて同源語間の近さを算出し、異なる言語間で意味変化が起こっている同源語の性質、また起こっていない同源語の性質を調査した。特に、出現頻度や、表層的な類似度などの指標と、意味的な近さや遠さとの相関を分析し、また回帰分析を用いた調査も行った。これにより、意味変化における統計的法則を調査した。 また、日本語における単語の意味の通時的変化を分析する手法を考案し、実際に分析を行った。また、母語話者と学習者の間の語彙的変異の分析を行なった。さらに、意味変化の定量化方法の応用として、文法誤り訂正の訂正重要度算出を行なった。また、英語の"better off"という表現がどのように今のような使われ方をするようになったかについて、分散表現とクラスタリングを用いることで、分析を行った。
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Research Products
(3 results)