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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Research on a cooperative learning support system for a group with independent learning goals

Research Project

Project/Area Number 18K11576
Research InstitutionFuture University-Hakodate

Principal Investigator

美馬 義亮  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 特命教授 (60325892)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywords概念形成 / 課題発見 / 卒業研究 / 協調学習
Outline of Annual Research Achievements

大学学部の最終学年において実施されることの多い卒業研究では、研究室の中で研究室メンバーたる学習者に対し、各々が独立なテーマを設定して、問題発見とそれに伴う解決策をとりまとめることが要求される。このような枠組みは、自分の専門的知識を前提にして、研究対象に対して積極的な関わりをもつ能力を育もうとするものであり、提供された知識を受け入れ、他者に伝えられる程度のレベルまで理解を行うという知識獲得指向の学習とは異なるものである。本研究は、卒業研究を通じて、学習者が経験する学びを記録することによって、そのプロセスで何が起こっていることを明確にするとともに複数の学習者が、ゼミという学習共同体の中で同時並行的に、枠組みの課題に対応することで起こる現象を明らかにしようとするものである。
本研究の当初の計画では、卒業研究を進めるためのスケジューラを作成し、研究の進行を記載することで進行計画や進行状況を共有することを考えたが、ほとんどの学習者が研究日程の具体的な記述を行うことは困難であることがわかった。このため、ゼミを実施するたびに進捗記録を残すという方法に変更した。複数の研究室を対象にして、研究計画の構築という視点から、これらの記録を分析したところ、研究室ごとの指導方法においては、研究の進め方や研究の取りまとめの形式・方法は、それぞれ独自のスタイルをとるという傾向があるものの、指導プロセスとして、存在する共通点が存在することも明らかになった。
本研究のとりまとめの段階においては、学習者が、卒業研究を行なうことを通して獲得した概念を明示的にするため、「研究」に関連した活動の概念を、形式化された方法で表現する方法を提案することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 可換図式で解釈する概念理解2022

    • Author(s)
      美馬 義亮
    • Organizer
      日本認知科学会第39回大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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