2019 Fiscal Year Research-status Report
Content Creation Sharing Basis for Simulation in the Virtual World
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18K11577
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
角 薫 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (20332752)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 学習支援 / 仮想世界 / コンテンツ作成 / 知識処理 / 動的なシミュレーション / 感情 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,ユーザが仮想世界で様々なシミュレーションを試せる学習支援のための共有基盤について検討する. これまで仮想世界におけるキャラクタの動きのデータベースである動作辞書,オブジェクトの辞書,コンテンツの形容詞にあたる表現をビジュアルとして表すエフェクト辞書について検討してきた. また,キャラクタが仮想世界とのインタラクションにより自律的に動くことができるような動作のシミュレーション,物語の自動展開方法についても検討してきた.その中でキャラクタがオープンワールドである仮想空間とインタラクションすることによりどのように対処できるかということを実装した. 仮想世界と現実世界のインタフェースとして,ナチュラルユーザインタフェース,アフェクティブインタフェース,ブレインコンピュータインタフェース,ロボットインタフェースについても検討している.ナチュラルユーザインタフェースについては特別なインタフェースを用いなくても自動的にコンテンツが展開されるインタフェースである.アフェクティブインタフェースとしては,表情から感情を読み取り動的にコンテンツを提示する手法について検討した.ブレインコンピュータインタフェースとしては,脳波からの情報であるP300を用いて対象を動作させるインタフェースを検討した.ロボットインタフェースとしては,対話することにより動的に学習させることによるインタフェースを検討した. このように,並行して進んでいる研究課題について,今後も引き続き継続して1つ1つ研究成果を残すことにより最終年度を締めくくりたいと考えている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究課題が多いが研究はおおむね順調に進展している.並行して進んでいる研究課題について統制をとることができればよいと思われる.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は動作辞書の登録数を増やし機能を充実させ,動作情報に加えてそれを形容するような情報を加えていく予定である.
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Causes of Carryover |
微調整があったため.
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Research Products
(12 results)