2019 Fiscal Year Research-status Report
Analytics Infrastructure for Software Development Process Utilizing Big Data
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18K11579
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Research Institution | Nippon Institute of Technology |
Principal Investigator |
橋浦 弘明 日本工業大学, 先進工学部, 准教授 (20597083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70313278)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ソフトウェア工学 / ビッグデータ / 開発環境 / モデリング / IDE / プログラミング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はソフトウェア開発における主要な作業である、設計(モデリング)とプログラミングの2つの作業について、これらの作成過程のデータをツールによって自動的に収集・分析する基盤(AISEE: Analytics Infrastructure for Software Engineering Education)を開発することを目的としている。 研究用のシステムの開発あたっては、昨年度に引き続き研究分担者や開発に参加している大学院生との定期的なミーティングを実施しており、良好な開発体制の下で研究の推進が行えている状況である。 本年度の開発目標であるシステム設計・開発のStep2(プロトタイプの改良)については、設計・開発・実装ともおおむね予定通り完了し、実際に大人数(150名規模の同時使用)の講義で利用して、システムが問題なく稼働することを確認することができた。さらに、運用基盤の整備を行い、システムの全てが仮想環境として安定的に動作する環境をを構築し、自動的にバックアップを行うなどのデータ保全体制も確立することができた。 今年度はソフトウェアエンジニアリングシンポジウム、電子情報通信学会総合大会、RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications and Signal Processing (NCSP 2020) 、第6回 実践的IT教育シンポジウム(rePiT2020)等で研究の進展状況の報告を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の当初計画に盛り込まれていた内容は「研究動向調査」「技術調査・環境構築」「システム設計 Step2」「システム開発 Step2・運用」「実証実験」の5点である。 このうち、実証実験については一部実施中のものがあるものの、他の項目についてはおおむね予定通り進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初予定における、実証実験および、成果発表を行う予定としている。 現在、新型コロナウィルスの蔓延ににより、大学の授業に大きな影響が出ている。このため、実際の授業におけるツールの利用および、評価が困難な状況となることが予想される。しかしながら、本ツールはWebで実装されており技術的には遠隔からも問題なく利用できることから、遠隔授業と積極的に組み合わせて評価を実施することを予定している。
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Causes of Carryover |
購入予定であったサーバマシンの購入を見送ったため、次年度使用額が生じている。本件に伴う研究への影響はない。これは既に申請者が保有している環境を用いてシステムの開発等を実施しているためである。 今後の実験計画に合わせてサーバ構成を再検討し、速やかに購入を行なう予定である。
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Research Products
(8 results)