2021 Fiscal Year Research-status Report
サイバー犯罪のリスク発見・判別支援の為の統計的プロファイル分析モデルに関する研究
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18K11593
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
針尾 大嗣 摂南大学, 経営学部, 教授 (80386672)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | サイバー犯罪防止 / 防犯教育教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、サイバー関連犯罪の犯行特徴のデータベース構築と被害リスク判別を可能とする事件情報分類のための統計的プロファイリング・アプローチを検討すると同時に、本手法により明ら かにしたサイバー関連犯罪の犯行特徴と被害リスクをまとめた市民向け防犯教育教材を制作し、実用化のための実証評価を行うものである。計画最終年度においては、1)前年度検討を行った分析モデルの再検証、2)防犯教育教材の制作と評価の2つの課題をあげた。1)については、構築した分析モデルについて、警察行政に関わる専門家、自治体職員、ITセキュリティ専門家による検証テストに基づく評価を行い、実用化に向けた課題を整理した。2)については、新型コロナウィルスの感染状況を影響を受け、当初計画していた地元教育機関等でのワークショップが全て中止となり、翌年度に延期することにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染事情により、当該年度に予定していたワークショップが全てキャンセルとなり、翌年度に延期することになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度に計画していた防犯教育教材の制作・実用検証のためのワークショップを開催するために、新型コロナ事情が解消されない場合を想定して、遠隔授業システムを利用したオンラインによるワークショップ用の教材準備を進める。また状況によっては、ワークショップ対象者を大学生に変更することも検討する。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染事情により、H31年度に実施予定であったワークショップ及び研究出張が中止となり、当該活動を翌年度延期としたため。助成金は、ワークショップに必要な備品(コンピュータ)、消耗品購入及び移動費に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)