2018 Fiscal Year Research-status Report
流体可視化技術による水中へのイメージ生成法の開発と提案
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18K11604
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Research Institution | Tsukuba Gakuin University |
Principal Investigator |
秋廣 誠 筑波学院大学, 経営情報学部, 講師 (50783114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 司 筑波学院大学, 経営情報学部, 准教授 (80406024)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | メディア表現 / 表示デバイス / 表示システム / 水素気泡法 / 流体 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は,水素気泡の技術的基盤のうち、電極構造のプロトタイピングの期間であると位置付け、水素気泡を発生させる接液電極の形状と、配線構造等の検討と実験を行った。ガラスエポキシ基板上のパターン+ソルダーレジストから構成される電極を複数試作したが、流体の粘性を要因とする、電極ボディ後方の気泡の出現の遅れが顕著であった。そこで、粘性の影響を抑制するような門型の電極構造、すなわち極細の接液電極部を、電極ボディから数十ミリ離れた箇所に併置するような構造を考案した。 現在は、細線加工のための治具や溶接装置を製作し、門型電極での実験の整備を実施している。また、水槽であるが、当初は回流水槽を準備する予定であったが、諸般の事情により静置式水槽+掃引式の環境を整備した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
(1)接液電極のプロトタイピングにおいて、電極形状を変更したことによる。 (2)気泡発生のタイミングを制御するソフトウェアと電子回路の開発は平行して実施しており、これらの開発遂行は概ね順調であることによる。
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Strategy for Future Research Activity |
試作電極の工作や調整には、当初想定したよりも微細な作業を要している。また、そのための治具の製作も必要である。電極の諸寸法は、気泡のサイズ(浮上速度)や掃引速度から必然的に決まるが、電極の工作性を優先して水槽と電極ボディのサイズを再度確認する。
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Research Products
(1 results)