2022 Fiscal Year Research-status Report
Japanese "Sugar Diplomacy" in the 1960s: Escaping Dependence on Cuban Sugar
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18K11772
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
ロメロ・ホシノ イサミ 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (40579471)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | キューバ / 砂糖 / 国際砂糖協定 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、1960年代の日本の「砂糖外交」においてキューバがどのように影響したのかを分析している。 2018年度に米国史料館で史料の写真をとることができた。しかし、2019年度のキューバ出張、また2020年度、2021年度のロンドン、オーストラリアの海外出張は、新型コロナの関係で行うことはできなかった。 2022年度は、米国、またはキューバの史料館に行く予定であったが、新型コロナの関係で実現できなかった。 そこで、2022度は、国内で新型コロナの制約が部分てきに解除した結果、9月に外交史料館 (東京) で調査ができた。ただし、当時、史料を見る時間が制限されておいた。そこで、主に、国際砂糖協定とキューバ関係の史料の写真をとった。日本は、1953年に国際砂糖協定に入るが、それを支援したのは米国とキューバであったことがわかった。 この研究成果を2023年度で2つの学会 (日本国差政治学会・同時代史学会) で発表する予定である。 最後に、現在、2018年から集めてきた情報に基づいて、本の執筆を用意している。東京出張での情報をできる限り、その書籍の内容に入れる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、日本と海外の外交史料に基づいて日本とキューバの二国間関係に加えて、1960年代において日本が直面していた「キューバ糖依存」問題とそれに関連した日米の対立について分析している。新型コロナの前には、米国の史料館で調査ができた。しかし肝心な日本側と他にキューバ、英国、豪州などの史料館には新型肺炎の影響で史料を分析できていない状態であった。2022年度は、東京の史料館での調査ができた。しかし、本研究にとって貴重とって重要な英国や豪州での情報が必要である。2023年にはロンドンとキャンベルの史料館に出張する予定である。とくに前者の出張を優先したい。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナの影響で研究は、大幅に遅れ、2022年に終わる研究を1年延長ができた。この貴重な機会をつかて、ロンドンとキャンベルの史料館の史料を分析する予定である。そして分析できた史料を日本の学会と米国の学術雑誌に投稿したい。同じように、今までの研究業績をまとめた書籍の出版も考えている。すでに、今まで調べた情報に基づいて書籍の出版のドラフトができており、いくつかの出版社にコンタクトする予定である。
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Causes of Carryover |
2022年度は海外出張 (ロンドンとキャンベラ) を想定していたが、コロナの影響で海外出張ができない状態であり、その金額を使用していないため、その金額が残っていいる。なお、初期の計画書ではキューバにも行く予定であったが、それを実現するのが難しいため、海外出張の一部を書籍購入に利用した。 そこで、2022年度に使用できなかった海外出張の予算を2023年度で使用する予定である。
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