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2020 Fiscal Year Research-status Report

ニューヨーク市におけるバングラデシュ出身の移民:移民第二世代の生活実態調査

Research Project

Project/Area Number 18K11792
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

鈴木 弥生  立教大学, コミュニティ福祉学部, 教授 (80289751)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywordsバングラデシュ / アメリカ合衆国 / ニューヨーク市 / 移民第二世代 / 移民労働者
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、グローバリゼーションの進展に伴い重視されている移民研究のなかで「移民第二世代」の現状を明らかにすることを目的とする。調査対象地域は、研究代表者が1997年から研究・調査を継続しているバングラデシュからの移民が増加傾向にあるアメリカ合衆国のニューヨーク市を選定している。具体的には、ニューヨーク市への移住が貧困問題の解決や本人および家族構成員のウェルビーイング向上に結びついているのか否かといった視点から現状を分析する。この問題視覚から、イスラム教徒が大多数を占めるバングラデシュ出身の移民第二世代が、アメリカの社会構造のなかでどのような問題を抱えているのかを現地調査を通して明らかにする。そうした点から、国際間における移民政策の課題を明らかにし、移民のウェルビーイング向上に求められる政策を国際社会に提起することを目的とする。
2020年度は新型コロナウィルスによる影響から現地調査を行うことが出来なかったが、先行研究の収集と分析、質問項目の検討を行ってきた。ニューヨーク在住の研究者等から現地の状況について適宜情報を収集してきた。また、これまでの現地での調査内容をまとめて執筆したり、各国・地域で行ってきた調査内容との比較検討を行ったりしている。
さらに、Centre for Refugee Studies Student Caucus(CRS),York University - Centre for Research on Latin America and the Caribbean(CERLAC) Virtual Student Conference, Recognition, Agency, and Deservingness: (Re)framing Refugee, Black, and Indigenous Movements (February 26-27, 2021) のほか、国内外のオンラインセミナーにも参加している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウィルスの影響からニューヨーク市等において現地調査を行うことができなかったことによる。

Strategy for Future Research Activity

現地で調査を実施することが望ましい。また、交付申請書の研究計画でも述べたが「国際労働移動は二国間の孤立した現象ではなく、グローバルな労働の流れの一環として位置づけられる」(森田桐郎編著『国際労働移動と外国人労働者』同文館、1994年、25頁)という指摘から、バングラデシュ出身者以外の移民労働者の実態のほか、ニューヨーク市への移動や移住者が多くみられる各出身国・地域、あるいは、ニューヨーク市やアメリカ合衆国以外の移動先において資料収集や実態調査を行う。
ただし、新型コロナウィルスの影響を受けざるを得ない場合、Zoomを活用したインタビューもしくはGoogleフォームを活用したアンケート調査を実施する。
これらの研究を遂行するために、文献および資料収集のほか、パソコンおよび付属機器の購入を予定している。

Causes of Carryover

新型コロナウィルスの影響からニューヨーク市等において現地調査を行うことができなかった。これに伴い、出張旅費、宿泊費および日当への支出がなくなったことから繰越金が生じた。今後、ニューヨーク市で現地調査が可能になる場合、次年度予算とあわせて出張旅費、宿泊費と日当に使用する。ニューヨーク市以外での各国・地域で調査を行う場合にも出張旅費、宿泊費と日当に使用する予定である。最新機器を駆使して現地と連絡を取り合うことも想定しているため、その場合、大型パソコンのほか、マイク、カメラ、USB等の付属品、大型プリンタ等への支出を予定している。

  • Research Products

    (2 results)

All 2020 Other

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] A Study on the Background of Bangladeshi Migrant Labourers to the United Arab Emirates2020

    • Author(s)
      Suzuki Yayoi
    • Journal Title

      Journal of the Institute of Community and Human Services

      Volume: 8 Pages: 53-78.

    • DOI

      10.14992/00020238

    • Open Access
  • [Remarks] ニューヨークに住むバングラデシュ移民の動向『みらいぶっく 学問・大学なび』河合塾

    • URL

      https://www.sekaiwokaeyo.com/theme/k0482/

URL: 

Published: 2021-12-27  

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