2021 Fiscal Year Research-status Report
A Basic Comparative research for the Traditional Pollution-Purification System in the Local Societies and its Contemporary Transformation
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18K11807
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
友常 勉 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (20513261)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 部落史 / ダリト / 皮革産業 |
Outline of Annual Research Achievements |
COVID-19のために、予定していたインド出張は実現できなかったが、収集資料を用いて、次の二つの報告を行った。Dalit Symposium(大東文化大学2021年12月4日)、「資本論研究と東アジア」ワークショップ開催(東アジア日本研究者協議会国際学術大会・韓国2021年11月27日)。後者については、Laziness, Sabotage, and Outlaws: Hisabetuburaku in Post-Subaltern Studies, FINDAS Proceeding papers, pp.11-14 (2022年4月刊行)として出版された。また、「狭山事件と狭山裁判闘争の60年」, 講座 近現代の部落問題 第三巻 現代の部落問題, 33-66, 2022年3月および「部落解放にかかわる5つの論点」, 福音と世界, 77巻3号の論考も発表した。これらを通して、ケガレ‐キヨメ体制の比較研究に向けて、日本における歴史的整理を果たすことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19のために、予定していたインド出張は実現できなかった。ただし、これまでの収集資料を用いて、ケガレ‐キヨメ体制の比較研究のために、近世・近代の旦那場制度にかかわる論考を完成させた(2022年度中に法政大学出版会から刊行予定)。加えて、Dalit Symposium(大東文化大学2021年12月4日)、「資本論研究と東アジア」ワークショップ開催(東アジア日本研究者協議会国際学術大会・韓国2021年11月27日)の二つの報告と、Laziness, Sabotage, and Outlaws: Hisabetuburaku in Post-Subaltern Studies, FINDAS Proceeding papers, pp.11-14 (2022年4月刊行)、「狭山事件と狭山裁判闘争の60年」, 講座 近現代の部落問題 第三巻 現代の部落問題, 33-66, 2022年3月および「部落解放にかかわる5つの論点」, 福音と世界, 77巻3号の3つの論考によって、科研による研究会の最終報告に向けた準備を整えることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの論考を踏まえて、最終報告書に向けて論文執筆を進める。同時に、2022年度中には、インドでの調査を完了させ、インドの比較産業体制についての概括的な報告をまとめ、最終報告に加える。現在は、その準備として、資料整理と分析を進めている。
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Causes of Carryover |
COVID-19の感染拡大のために、予定していたインド出張が不可能になったため。2022年度にはインド出張をおこなうことで使用する予定である。
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