2019 Fiscal Year Research-status Report
State capitalism with Russian characteristics: toward a comparative analysis of emerging economies
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18K11825
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
安達 祐子 上智大学, 外国語学部, 教授 (90449083)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ロシア / ロシア企業 / 国家資本主義 / 非公式性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ユーラシア地域大国として躍進する新興国経済の成長とともにグローバルに拡大する「ステート・キャピタリズム(国家資本主義)」につい て、その台頭を展開の背景の意味、およびそのメカニズムと影響を体系的に明らかにすることにある。 主眼となるのは、ロシアの事例の検証である。 資源大国ロシアにおける、国家資本主義の台頭を、ソ連崩壊後に市場経済への体制転換過程で生成された政府と企業の間に機能する特有の相互浸透関係を軸として研究をすすめるのかが本研究の目的である。 とりわけ、(1)市場と政府の関係、(2)資源と企業の役割、(3)公式と非公式制度の連関という3点を中心に研究をすすめている。 ロシアの国家資本主義の支えとなるのが資源であり、ロシアの大手資源企業とプーチン政権との関係にかんする分析を、石油ガス産業の動向を中心に進化させることができた。 研究計画に沿って、国内外での学会やセミナーで成果報告をおこない、調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ問題のため、令和2年3月に予定していたロシアへの渡航が中止となり、今年度中の成果をまとめるためにも必要な現地調査・ヒアリングを延期せざるを得なくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き「国家資本主義」概念をより精緻化させる。また、新興国経済の比較研究にむけての方法の検証を試みる。 令和2年度中のロシアでの調査が不可能になってしまったため、可能な限りいかに効率的に遂行でるか今後調査の内容を固める。現時点では先行き不透明であるため機会を捉えて柔軟に対応する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナ問題のため令和2年3月に予定していたロシアへの渡航が中止となり、その費用を次年度に繰り越さざるを得なくなった。 次年度の研究調査(現地ヒアリング・資料収集)を実施する際に活用する計画である。
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Research Products
(3 results)