2022 Fiscal Year Annual Research Report
Towards a Construction of a Dialogic Model with Inbound Tourists
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18K11881
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
高梨 博子 日本女子大学, 文学部, 教授 (80551887)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | インバウンド観光 / 対話的交流 / 間主観性 / 都市の進化 / アイデンティティ / ボランティア活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、京都や奈良等の国内都市並びにチェコ・ドイツ・オーストリアでのフィールドワークの実施、ガストロノミーツーリズム国際フォーラム(奈良、12月)への参加と海外からの行政・企業等との意見交換、叢書論文・研究論文の公表、学会発表を行い、観光場面における対話的交流や都市アイデンティティの構造分析、対話の質的向上や人材育成・地域づくりに向けた調査研究を実施した。 叢書論文は「観光のエスノポエティクス」を、コラム「旅行者視点の調査手法を求めて」とともに『ポエティクスの新展開』(ひつじ書房)に公表した。 国際的な研究発表としては、第3回国際社会言語学会(プラハ、8月)において“The interactional performance and authentication of tourism experience”を発表した。国際的な論文としては、“Language reproduction and coordinated agency through resonant play”が国際雑誌 East Asian Pragmatics(Equinox、査読有)に掲載された。また、“The utterance-final tari site construction in interaction: A general extender as a play stance marker”が国際雑誌Journal of Japanese Linguistics(Walter De Gruyter、査読有)に掲載されることが決定した(4月)。(2023年5月発刊39巻1号) 国内の研究発表としては、第37回日本観光研究学会全国大会(金沢、12月)で「クロノトポスの概念の活用による都市形成と対話的交流の分析」の発表を行い、『第37回日本観光研究学会全国大会学術論文集』に掲載された。
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Remarks |
1)「旅行者視点の調査手法を求めて」(コラム),『ポエティクスの新展開』(ひつじ書房)pp. 189~190. 2)「スタンスと響鳴の観光コミュニケーションへの応用」,日本語用論学会『Newsletter』第48号「語用論研究の新潮流 (7)」pp. 2~4. 3)「国内外都市における観光の取組―対話を通じた都市の魅力の創出」、小田原・箱根SGGクラブ1月例会研修会、招待講演、2023年1月.
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Research Products
(7 results)