2021 Fiscal Year Research-status Report
Research on the management and creativity of food trail using gastronomy as resource
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18K11884
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Research Institution | Osaka Seikei University |
Principal Investigator |
李 美花 大阪成蹊大学, 経営学部, 准教授 (30626289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾家 建生 大阪府立大学, 研究推進機構, 客員研究員 (30441124)
中子 富貴子 公立小松大学, 国際文化交流学部, 准教授 (80636358)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ガストロノミー資源 / フードトレイル / 食の街道 / ビジネスモデル / カリナリーツーリズム |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年には、コロナ禍の中、限定的なフィールドサーベイを実施しつつ最終論文作成に取り組んだ。なお、これまでの研究の一部を発表する予定である(5月21日、近代学会)。発表テーマは、「ガストロノミーを資源とした日本型フードトレイル」である。学会の発表では、欧米のフードトレイルと日本の「食の街道」事例を比較分析して示唆点を報告する。最終的に論文では、海外のフードトレイルを踏まえ、最終的にはガストロノミーを資源とした日本型フードトレイルモデルを提案する。研究で取り上げた3つの事例からは、マーケティング観点からみると、DMOを中心に地域の自然・歴史・文化といった地域資源を全面的に活用し、独自性が引き出され、ストーリー・テーリングを作り出したことでオーセンティックかつ持続可能なフードトレイルが展開されていたことが確認できた。 李は、論文作成を担当し、共同研究者の中子は、以下のフィールドサーベイを実施した。石川県「能登丼」にて2021年11月11日(木)、石川県奥能登総合事務所・総務企画部企画振興課と能登丼事業協同組合へインタビュー調査を行った。インタビュー対象は、総務企画部企画振興課長の奥田重治氏、企画振興専門員の杉森容子氏、能登丼事業協同組合の島田隆雄氏である。3つの参加店舗を視察した。なお、日本フードツーリズム学会、第4回研究大会(2022年2月5日)、中央電気倶楽部214号室[大阪市北区堂島浜2丁目1-25]にて、「フードトレイルにおける「集積」と「周遊」に関する考察:石川県・能登丼を事例に」研究報告を行った。そして、日本フードツーリズム学会年報『フードツーリズム研究』2022年に論考掲載した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
3人のうち、共同研究者の尾家が脳梗塞で入院したことで論文作成は代表の李が担当し、フィールドサーベイは、共同研究者の中子が、尾家は文献調査のみを担当した。 その結果、最終論文作成が大幅に遅れ、もう一年、延長することにした。
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Strategy for Future Research Activity |
6月~9月は共同論文(英文)を作成し、10月には海外の国際学術誌に投稿する予定である。
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Causes of Carryover |
国際学会誌への共同論文(英文)の作成及び報告のために、一年延長した。
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Research Products
(2 results)