2020 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of surface effect on molecular dynamics in confined space
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18K11932
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Research Institution | 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発 |
Principal Investigator |
山田 武 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 中性子科学センター, 研究員 (80512318)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | QENS / 界面 / 制限空間 / 水 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、コロナ下で思うように実験・解析をすすめることはできなかったが、これまでの測定データの解析を行うと共に、リン脂質やジャイロイド液晶など柔らかい親水性界面を持つ物質の中性子準弾性散乱測定を行った。その結果は現在解析中ではあるが、メソポーラスシリカなどの硬い界面を持つ物質との比較に利用していきたい。 一方で、分子動力学計算を利用した解析には引き続き時間が必要な状態である。夏以降は家族が大病を患い、本務であるJ-PARC/MLFでのユーザー支援も含めて活動が制約される状況になってしまったため、本年度で終了予定だったが、1年度延長することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナや家族の大病などにより、十分な活動時間を確保できなかったため、実験結果の投稿・公開には至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
1年延長したことを有効にいかして、今年度は解析・とりまとめに注力する。これまでの結果を論文として出版できるようにしたい。
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Causes of Carryover |
本年度の計画に遅延が生じ、1年間本科研費を延長することにしたため。
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Research Products
(1 results)