• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

Construction of a social presentation method aimed at succeeding the value of planning heritage

Research Project

Project/Area Number 18K11955
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

西成 典久  香川大学, 経済学部, 教授 (90550111)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2025-03-31
Keywords都市計画遺産 / 都市計画史 / 社会的プレゼンテーション / まちづくり教育 / 文化政策 / 城下町 / 海城 / 総合学習
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、我が国の都市計画がこれまでにつくりだしてきた都市空間の遺産的価値を探求し、そうした遺産的価値を市民に対して伝えていく手法(本研究では「社会的プレゼンテーション手法」と呼ぶ)を実践的に構築し、把握することを目的としている。
2019年度には、小学校の先生や行政関係者、建築士、出版関係者をメンバーとする「まちの歴史から子供と地域をつなぐ研究会」を起ち上げることができた。2020年度、2021年度はコロナ禍を受け、当初計画していた海外での都市計画における社会的プレゼンテーション事例の調査はできず、起ち上げた研究会でも実質的な活動に取り組むことが難しい状況にあった。こうした状況下でも、オンラインでの研究会を開催し、研究会の名称を「まちの記憶研究会in高松」とした。2022年度は「まちの記憶研究会in高松」において、社会的プレゼンテーションのコンテンツ検討として新たにイラストレーター、デザイナー、ライターの方々に加わってもらい、都市空間の遺産的価値を伝える方法について検討を重ねた。また、高松を対象とした都市形成史の研究を進め、成果は高松歴史資料館やボランティアガイド協会の講演会で発表した。
2023年度には、「まちの記憶研究会in高松」にて検討してきた都市計画の社会的プレゼンテーション手法の実践として、「まちの鳥瞰図イラスト化」に取り組んだ。具体的には、資料等の制約から「戦前高松鳥瞰図」を復元することとし、若年層に向けた社会的プレゼンテーションの効果把握を検討するためのイラストを作成した。また、これまでの研究成果をもとに、書籍『高松 海城町の物語』を執筆し、年度末に出版した。翌年度は、これらのイラストや書籍をもとに、都市空間の遺産的価値継承に関する成果を把握していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

コロナ禍を受けて大幅に研究計画を変更することとなり、2020年度2021年度は研究会の開催も滞っていたが、昨年度は書籍刊行まで実施することができ、現在はおおむね順調に進展している。

Strategy for Future Research Activity

2024年度が最終研究年度となるため、これまで研究成果としてまとめてきたイラストや書籍をもとに、都市空間の遺産的価値継承に関する成果を把握していく。
具体的には、若年世代に向けた成果把握のためのアンケート調査等を実施予定である。

Causes of Carryover

次年度にが最終年度となるため、これまでの研究成果をもとに、社会的プレゼンテーションに関する成果を把握していく。予算計画としては、作成にかかる書籍や物品、謝金として使用予定である。

  • Research Products

    (5 results)

All 2024 2023

All Presentation (4 results) (of which Invited: 4 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 10年後の瀬戸内、香川、四国の未来像2023

    • Author(s)
      西成典久
    • Organizer
      海洋科学の未来とレジリエンスサイエンスシンポジウム
    • Invited
  • [Presentation] 海城を活かした高松城周辺のまちづくり2023

    • Author(s)
      西成典久
    • Organizer
      高松青年会議所チャレンジユニバーシティ事業
    • Invited
  • [Presentation] 人口に頼らない景観まちづくり ―県内ウォーカブル事情最前線―2023

    • Author(s)
      西成典久
    • Organizer
      第22回美しい景観づくり研究会
    • Invited
  • [Presentation] 都市デザインからみる西讃エリア2023

    • Author(s)
      西成典久
    • Organizer
      第8回地域デザイン学会瀬戸内フォーラム
    • Invited
  • [Book] 高松 海城町の物語2024

    • Author(s)
      西成 典久
    • Total Pages
      176
    • Publisher
      瀬戸内人
    • ISBN
      9784908875489

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi