2022 Fiscal Year Annual Research Report
Automatic Generation of Dynamic Projection Mapping for Plants and Animals
Project/Area Number |
18K11956
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
森本 有紀 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (20553754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 浩史 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (20512627)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 動的プロジェクションマッピング / 画像処理 / ビジュアルエフェクト / エンターテインメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はコロナの状況が緩和したこともあり、より大きなスケールの植物を対象とした研究開発や屋外での撮影実験を行った。システムは前年度までのものを踏襲し、追跡手法をより大規模な植物を対象とするために、対象形状の範囲を狭め、代わりに高速かつ、より多くの対象を追跡可能な手法を研究開発した。具体的には、対象を楕円形の葉に限定し、対象領域を選出・追跡する手法を提案する。これまでの手法ではおよそ10枚程度の対象まで処理が可能であったが、理論的には100枚程度、実験では本手法では50枚程度の追跡が可能であった。事前の投影領域選出においては、大量の葉の選択が必要であるため、少ない入力で直感的に選出するUIを提案する。追跡においては、大量の対象の位置を高速に求めるため、対象を近似した楕円の位置と角度、画像上における大きさのみを最小二乗法で求め、追跡する。また、対象同士における接触・重なりの可能性が高い位置を判定し、可能性が低い位置から、初期形状を維持する位置を求めることで、対象同士の接触・遮蔽にも頑健な追跡手法を提案した。 またこの手法を用い、屋外での投影実験を行った。 また、過去に本プロジェクトで提案した葉に対するプロジェクション生成手法を比較し、追跡可能な形状や動き、インタラクションに対する頑健性、fpsなどを整理した。 新しい手法は国内の論文誌、またこれまでの研究を総括し、アートの面から議論したものを国外の論文誌に投稿した。
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Research Products
(2 results)