2021 Fiscal Year Research-status Report
情動概念の存在論的可能性:現代フランス哲学研究への寄与
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18K12176
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
柿並 良佑 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (40706602)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フランス哲学 / 現代思想 / 情動・感情 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は複数の分野にまたがる研究者と連携して定期的にミーティングを行い、情動概念の広がりを把握することに努めた。認知心理学・ゲーム研究・デザイン学・歴史学などの分野にみられる、感情や情動をめぐる最新の動向を共有しつつ、共通の議論のための基盤を構築すべく議論を行った。 昨年度に引き続き、海外での文献調査は行えなかったが、オンラインツールを用いて研究会は上記のとおり随時開催した。論集の出版計画も一通り形をみたため、次年度の完成を目指して研究を継続する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度に引き続き、パンデミック下において研究計画の遂行が困難となった部分があった。具体的には、夏季に予定していたフランスでの文献調査を見送らなければならなかった。他方で研究協力者とのミーティングはオンラインツールを利用して継続的に行うことができており、論集という形での最終的なアウトプットまでの展望は開けている。
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Strategy for Future Research Activity |
感染症拡大・沈静化の状況を見ながら海外での文献調査については検討する。研究協力者との研究会・ミーティングについては、これまで同様、オンラインツールを最大限に利用する。
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Causes of Carryover |
パンデミック状況に鑑みて、夏季に予定していた海外での文献調査を中止した。次年度に期間を延長して行う予定である。
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Research Products
(4 results)