2021 Fiscal Year Research-status Report
The re-interpretation of 'force' in Kant's natural philosophy
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18K12185
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
信田 尚久 神戸大学, 人文学研究科, 人文学研究科研究員 (20734320)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | カント / 自然哲学 / 西洋近世哲学 / 科学哲学 / 物理学の哲学 / ニュートン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、イマニュエル・カントの自然哲学とアイザック・ニュートンの自然科学とを比較して、カントの自然哲学における「力」の概念を、現代物理学の観点から「エネルギー」の概念として解釈し、思想史・科学史におけるカント自然哲学の意義を問うものである。 そこで昨年度は、ドイツにてゲルノート・ベーメ教授と共に、時間と空間とを主題に据えた国際カンファレンスを開催する予定だった。しかし残念ながら、新型コロナウイルスのパンデミックのため、当該のカンファレンスを開催時期を本年度に移行することになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ドイツにて国際カンファレンスを開催する予定であるが、コロナウイルスのパンデミックのため、開催できずにいる。このため、研究を遅々として進めることができない。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度、ドイツにてゲルノート・ベーメ教授とともに、時間と空間とを主題として国際カンファレンスを開催する予定である。ゲルノート・ベーメ教授と相談をしているが、コロナウイルスのパンデミックが落ち着き次第、すぐにでも当該のカンファレンスを開催可能である。
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Causes of Carryover |
昨年度、ドイツにてゲルノート・ベーメ教授とともに国際カンファレンスを開催する予定であったが、コロナウイルスのパンデミックのため、本年度に延期せざるを得ない状況になった。 尚、オンラインでの当該のカンファレンスの開催も考えたが、ゲルノート・ベーメ教授と相談した結果、オンラインでの開催は望ましくないということになった。
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