2020 Fiscal Year Research-status Report
The Effects of Language Environmental on Language Shift: The case of Okinoerabu Language, Ryukyuan
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18K12392
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
横山 晶子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 特別研究員(RPD) (40815312)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 言語移行 / 危機言語 / 琉球諸語 / 沖永良部 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、琉球諸島沖永良部島の言語(沖永良部語)の言語衰退の要因となった社会的要因を、言語実験とインタビュー調査から明らかにすることである。 2020年度は、これまで調査出来ていなかった年代・性別の8名(20代男女・30代男性・40代男女・50代女性・60代女性・70代男性・80代女性)を対象に、オンラインでインタビュー調査を行った。 更に、インタビュー調査で立てた仮説を検証するために、webおよび紙面でのアンケート調査を行った。アンケートは505回答得られ、回答の一部を沖縄言語研究センター研究会、和泊町方言継承委員会、南海日日新聞等で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は出産育児のため研究が滞っていたが、本年度はコロナなど現地調査が出来ない中、オンラインでのインタビュー調査やアンケート調査を実施することができ、順調に研究が進んだと評価している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はアンケート調査で得られた回答の分析を進め、これまでインタビュー調査で得られた知見と合わせて、言語衰退の背景にある社会的な環境の変化についてまとめたいと考えている。
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Causes of Carryover |
一昨年は出産育児で研究を中断し、昨年はcovid19の影響で現地調査、学会参加が叶わあなかったため、次年度使用額が生じた。
今年度も移動が制限される時期は続くが、データの分析、成果の発信等に向けて使用したいと考えている。
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