2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of Chinese Graded Readers
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18K12467
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
石井 友美 岡山大学, 教育推進機構, 講師 (60802072)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 中国語多読 / 中国語GR制作 / 理解度 / GR |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は2021年度より開始したのGR(段階別読み物)の制作を引き続き行い、完成した作品をインターネットで公開した。以下、2022年度の結果を報告していく。 まずはGR制作について説明をしていく。2021年度に学習者の理解度を測った作品の2作品についてイラストレーターに依頼し、イラストの制作をしてもらった。イラストが完成した後、イラストが難解な単語、文法、慣用的な表現を補うものになっているか、また文章と適しているのか確認し、イラストレーターに4回ほど修正を依頼し、完成させた。 次に完成させた作品のインターネット公開について説明していく。2021年度から2022年度までに完成させた4作品のGRをインターネットのサイト(https://tagengoch.jimdofree.com/)で公開した。GRの公開形式については多くの日本語の読み物を公開しているNPO多言語多読の粟野氏に助言をもらった。またこの団体が開催している日本語GR制作ワークショップに参加し、学習者がよりわかりやすく感じる提示の仕方、具体的に言うと文字の大きさ、イラストの大きさ、字体などを学習し、これらを中国語GRに取り入れた。 最後にGRに対するコメント欄や音声の導入について反省点を挙げていく。学習者の理解度を測るために各GRにコメント欄を設ける予定であったが、予算の関係上実現できなかった。また音声の導入も予算の関係で実現しなかった。これらについては今後の課題としていきたい。
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