2022 Fiscal Year Annual Research Report
Exploring the Impact of English Language Learning Experiences on the Motivation to Learn Spanish as a Third Language: A Proposed Teaching Approach
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18K12475
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
横山 友里 中京大学, グローバル教育センター, 外国語嘱託講師 (80778944)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | スペイン語 / 学習意欲 / タスクを重視した指導法 / 第三言語 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、第3言語としてのスペイン語教育における学習者の情意的側面の考察と教育への貢献であり、以下のことが明らかになった。 まず、英語の重要性、内発的動機づけや社会政治的要因はスペイン語の統合的動機付けを低下させる一方、スペイン語の統合的動機付けの志向を育む経験が、社会政治的要因を超えて内発的動機づけとideal L2 selfを生み出す可能性が示唆された。 次にスペイン語と英語学習の違いはpromotion, prevention, ideal L2 self, culture interestの点に見られた。学習者は英語学習に重点を置くが、これらの項目がスペイン語の方が高い学習者は、強い動機づけや個人的交流の経験があった。つまり実際にスペイン語を使用する体験が影響を及ぼしていた。 また、スペイン語学習初期はideal L2 selfに従って積極的に取り組むが、次第にpreventionの影響が強くなり、スペイン語学習でも英語学習意欲の状態が続く傾向がある。その対策としてスペイン語を使う経験が重要であることが分かった。またスペイン語は英語より将来性に劣るという認識は必ずしもスペイン語の学習時間の低下に繋がらないことが分かった。 これらを踏まえた教育への応用として、スペイン語を使う体験を授業内で行うことが重要であることから、タスクを基盤とした指導法の有効性を考察し、情意面を明らかにした。結果、学習者はスペイン語を話すことに恥ずかしさ、アイデンティティの問題などから生じる抵抗を感じており、これらを軽減するストラテジー教育などの事前教育が相互交流を生じさせやすくする可能性が示唆された。
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Research Products
(3 results)