2018 Fiscal Year Research-status Report
航空英語教育における問題解決型のアクティブ・ラーニングの実践と教授法
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18K12483
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Research Institution | Tokyo Metropolitan College of Industrial Technology |
Principal Investigator |
延原 みか子 東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 准教授 (80737403)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 航空英語 / 問題解決能力 / アクティブ・ラーニング / 英語教育 / 論理的思考力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、高等専門学校における英語教育改善のため、航空英語習得に関す活動を実施し、その効果を多角的に分析する。効果的な航空英語教育実践方法としての英語活動に必要な授業形態や使用教材などの環境要因の具体的提言を目指す。航空英語を題材とした学習の前後の学生の英語力・会話やプレゼン、英文作成などにおける英語の論理性・問題解決能力の変化を主な調査対象とし、英語教育の精度向上の度合いを明らかにするものである。 今年度は、本研究でキーワードとなっている「航空英語」を理解するうえで基本的な要素である、工学系の分野の英文マニュアルの特徴と、使用語数の制限について主に分析をおこなった。授業で使用する教材を作成するにあたり、留意点は何かを考察した。また、それまでの成果を国際学会で発表した。(単著、oral presentation) エンジニアにとって必要かつ決められた英単語を使用した特徴的な表現について、学生の時期に学び習得することの重要性が明らかになった。今後は、継続して専門的知識の収集をおこない、学会発表をおこなう予定である。また、ジャーナルへの投稿も計画しており、その準備をしている。また、教材作成、授業案作成、授業実施と授業改善をのサイクルを繰り返し、航空英語を扱った教材と授業案の精度を高める予定である。授業の効果については、授業後にアンケートをとりデータを分析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
航空英語に関して、航空会社のエンジニアなどが習得を期待される、英文マニュアルの読み方に関して、講座を受講数ることによって得ることができた。また、アクティブ・ラーニングの重要な要素に関する専門的知識の情報収集、講座受講などを通して、本研究に必要な知見を、今年度中に得ることができた。今後は、それらを活用して作成する教材を授業で使用し、修正を数回加えていく予定である。 これまでのところ、本研究の進捗状況はおおむね順調であるといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の推進方策について、次期においては継続して専門的知識の収集をおこない、学会発表を計画している。また、教材作成、授業案作成、授業実施と授業改善を繰り返し、航空英語を扱った教材との精度を高める予定である。授業の効果については、授業後にアンケートをとりデータを分析する予定である。 授業を実施できる学年の決定が現時点ではできないため、本研究の成果を活かせるようなコミュニケーション系の英語の授業を担当できるように準備することが課題である。
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Causes of Carryover |
産休、育休を取得する理由で、使用額に変更が生じた。 中断を解除する年度以降は、研究計画に基づいて、研究遂行に必要な項目に関して、残額の執行をおこなう。具体的には、セミナー受講、学会発表に必要な参加費、論文投稿量。英文校正などの諸費用に使用する予定である。
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