2021 Fiscal Year Research-status Report
航空英語教育における問題解決型のアクティブ・ラーニングの実践と教授法
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18K12483
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Research Institution | Tokyo Metropolitan College of Industrial Technology |
Principal Investigator |
延原 みか子 東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 准教授 (80737403)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 英語教育 / 航空英語 / アクティブ・ラーニング / Google Classroom / 遠隔 / 問題解決 / プレゼンテーション / 主体的な学び |
Outline of Annual Research Achievements |
R3年度は、研究計画書に沿って研究を進めた。 新型コロナウイルス感染の影響により、教室内での発話を避けた授業や、遠隔授業などを行ったことにより、活発に学生間で対面で発話する形式でのペア・ワークやグループ・ワークの実践が難しかった状況だった。GoogleClassroomを利用して、遠隔の状況でもできる限り主体的、かつインタラクティブな意見交換の場を提供し、活動の中で考察を深めることができた。また、学生の意見をデータで回収したため、キーワードや思考の傾向についての分析が可能となった。これらの分析は今後、学会で発表し、論文を作成する予定である。上記の通りの授業実践報告、これまでの科研費研究で得られたデータと新規の考察を国際学会2件で発表予定だったが、(査読あり、研究代表者、ポスタープレゼンテーション)どちらもアクセプトされたものの、新型コロナウイルスの感染による影響でやむをえず不参加となってしまった。 これらの発表は、未発表のままのため、その後の新たな授業実践・学生の活動状況、先行研究分析結果などの分析・新たに得られた知見を加えて他の国際学会でR4年度に発表を行う予定である。 R4年度は、国際学会での発表、full paper proceeding、ジャーナルへの論文投稿について準備をしている。授業実践では、学内での新型コロナウイルスの感染状況を慎重にみながら、可能な範囲でのアクティブ・ラーニングの実践を重ねていく予定である。その際、対面での発話が難しい状況が想定されるため、感染状況を慎重に見極め、困難な場合は遠隔での意見交換の活動も積極的に取り入れ、継続的に活動をし、データを集めていくこととする。 研究状況はやや遅れている状況であるが、研究計画に大きな変更はない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
R3年度は、国際学会での発表、full paper proceedingへの投稿が、新型コロナウイルスの感染拡大期と重なり、影響を受けてしまったため、アクセプト後にやむを得ずキャンセルとなった。そのため、研究成果に関しては、次年度に持ち越しとなったため、当初の研究計画からやや遅れている状況となってしまった。発表は次年度に、新たな考察と教育実践の結果分析を加えて、国際学会で発表し、論文も投稿予定である。 授業実践では、学内での新型コロナウイルスの感染状況を慎重にみながら、可能な範囲でのアクティブ・ラーニングの実践を重ねていく予定である。研究状況はやや遅れている状況であるが、研究計画に大きな変更はない。
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Strategy for Future Research Activity |
R4年度は学内の感染予防計画のルールに則り、授業でのアクティブラーニングの実践を重ねていく。感染症拡大を未然に防ぐために、CALL教室にアクリルパーテーションを設置し、感染防止策を徹底した状況で、授業をおこなう。学生の感染状況等もふまえ、慎重に授業をする必要があるため、対面でのグループワークが難しい場合もあるため、GoogleClassroomで情報共有をし、意見交換の場を数回とりながら、段階的に意見交換ができる場、学びの振り返りができる場を新たに設けることとする。学生が主体的に、問題解決能力を高める活動に取り組み、意見表明や、プレゼンテーションが行えるような授業デザインの開発も進めていく。基本的には当初の研究計画に沿った研究を進め、今年度は確実に成果報告を行い、研究成果を社会へ還元していく予定である。 R4年度は、国際学会での発表、full paper proceeding、ジャーナルへの論文投稿について準備をしている。授業実践では、学内での新型コロナウイルスの感染状況を慎重にみながら、可能な範囲でのアクティブ・ラーニングの実践を重ねていく予定である。その際、対面での発話が難しい状況が想定されるため、感染状況を慎重に見極め、困難な場合は遠隔での意見交換の活動も積極的に取り入れ、継続的に活動をし、データを集めていくこととする
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大における影響を受けたため、国際学会発表が不可能となってしまい、当初予定していたfullpaper2件の英文校正費用を使用しなくなった。
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