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2019 Fiscal Year Research-status Report

Local characteristics of sediment transport and landform development processes along the coast of Lake Tonle Sap

Research Project

Project/Area Number 18K12577
Research InstitutionPublic Works Research Institute

Principal Investigator

南雲 直子  国立研究開発法人土木研究所, 土木研究所(水災害・リスクマネジメント国際センター), 研究員 (00599665)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords土砂輸送 / 河床材料 / 季節変動 / セン川 / トンレサップ湖 / カンボジア
Outline of Annual Research Achievements

平成30年度に現地調査を実施したセン川およびスタウン川に関して、地形図や衛星写真を用いた地形解析、現地で収集した地形データの解析および採取した土砂試料の粒度分析等を行った。その結果、セン川下流域では湖水位の影響により水没する領域の河床勾配は緩く、雨季の輸送能力が小さいために明瞭な河道が形成されにくいこと、河床材料は非常に淘汰がよく縦断分級を示し、その一部はウォッシュロードとして河岸に堆積していることが分かり、トンレサップ湖の影響を受けて土砂輸送および地形形成が進んでいることが示唆された。一方、スタウン川では下流域にラテライトが分布してるために河床材料の粒度分布は不連続であったが、セン川と同様にトンレサップ湖の影響を受ける下流域では河道の規模が小さくなっていることが分かった。この成果から、令和元年度はセン川に対象を絞って水位の下がる3月に現地調査を行い、範囲を広げて河床材料の調査や河床付近の地形測量を行う予定で現地の関係機関と調整および渡航準備を進めていたが、コロナウイルスの影響で中止した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

前年度に実施した予備調査を受けて、関係機関への報告および本格的な現地調査を行う予定で渡航準備を進めていたが、コロナウイルスのために中止せざるを得なくなり、今後の調査の見通しも全く立たない状況であるため。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度の現地調査で収集したデータ、及びこれを用いた令和元年度の解析結果を取りまとめて学会発表、論文投稿の予定である。令和2年度の現地調査の実施も現段階では極めて厳しい状況にあることを踏まえ、最終的な成果の取りまとめ方について再度検討していく。

Causes of Carryover

次年度使用額は、主に予定していた現地調査をコロナウイルスの影響で急遽中止せざるを得なくなったために生じた。今後、社会情勢を見ながら現地調査の計画が可能かどうか検討し、可能な場合には旅費として使用するほか、成果公表や関連する研究の情報収集、室内での解析等のために使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 湖水位の影響を受ける河川の地形および材料特性ートンレサップ湖に流入するセン川を対象としてー2019

    • Author(s)
      南雲直子、江頭進治、久保純子、BEN Bunnarin
    • Organizer
      日本地形学連合2019年秋季大会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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