2021 Fiscal Year Annual Research Report
Electoral geographies of gentrification in urban ethnic neighbourhoods
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18K12582
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| Research Institution | Kagawa University |
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Principal Investigator |
高橋 昂輝 香川大学, 経済学部, 准教授 (40806345)
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2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 選挙地理学 / 市議会議員選挙 / エスニシティ / 移民地区 / 近隣変容 / ジェントリフィケーション / 場所アイデンティティ / ストリートフェスティバル |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は，市議会議員選挙に焦点を当てることにより，カナダ・トロント市における近年の都市変容が移民地区に与える影響を明らかにすることであった。国勢調査データの地図化，フィールドワークによる聞き取り・資料収集などの手法により，移民地区の変容過程とエスニックコミュニティへの影響に政治的側面からアプローチした。本研究は，社会地理学，政治地理学，都市研究，北米地域研究などの分野に新たな視角を提供し，貢献するものである。
本年度（2021年度）は，延長後の最終年度であった。昨年度に引き続き，COVID-19の世界的流行は続いていたが，9月に日本学術振興会・海外特別研究員として，カナダのヴィクトリア大学に派遣された。パンデミック下において，フィールドワークの実施は困難であったため，前年度末に投稿した論文の修正作業などに努めた。ヴィクトリア大学の受入研究者に適宜アドバイスをもらいながら，査読コメントに対応した。
2021年12月には，査読付き・国際学術雑誌のEnvironment and Planning C: Politics Spaceに，単著論文”Electoral politics, gentrification, and strategic use of contested place identities in Toronto’s Portuguese neighbourhood”が受理され，翌年2月にはオンラインで先行公開された。本研究課題「ジェントリフィーケーションの影響に注目した移民地区における選挙地理学的研究」の成果を，世界トップジャーナルに公表することができた。
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