2022 Fiscal Year Annual Research Report
An Anthropological Study of Tasawwuf in Contemporary Central Asia: A Focus on Sufi Poetry
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18K12604
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
和崎 聖日 中部大学, 人文学部, 准教授 (10648794)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | スーフィズム / タサウウフ / 詩 / 中央アジア / イスラーム / 儀礼 / バフシ / 病気治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に実施した研究の成果として、まず国際共著学術論文"Sufism and Interethnic Coexistence in the Southern Region of Uzbekistan on the Post-Soviet Era: Focusing upon the Ritual of Jahr"(In Orient, volume 58, pp.21-43, 2023)が挙げられる。次に、共著による一般学術書として、『イスラーム文化事典』(丸善出版、2023年)が挙げられる。さらに、映像人類学分野の「論文」である民族誌映画として、国際共同制作作品『交霊とイスラーム:バフシの伝えるユーラシアの遺習』(①東京ドキュメンタリー映画祭 2022人類学・民俗映像部門コンペティション 入選, 2022年12月10-23日, 於東京・新宿K's Cinema、②東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA, 2023年2月25日-3月3日, 於大阪・十三シアターセブン、③西湘映画祭6thドキュメンタリー部門 入選, 2023年3月18日, 於神奈川・小田原Blend Park)が挙げられる。さらに、本作の英語字幕版"Seance and Islam: The Eurasian Legacy as Transmitted by the Bakhshi"はEthnografilm Paris 2023入選の連絡を得た(上映は2023年度4月6-10日)。研究期間全体を通じて、本研究課題は、その新規性と質、ならびに業績数の観点から、十分な研究成果を挙げた。また、学術的な意義と重要性の観点からも、本研究課題は世界的に新地平を開いたと言える。ただ、本研究課題が掲げた目的の解明という観点から言えば、その達成はまだ不十分であり、研究の継続が不可欠であると考えている。
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Research Products
(4 results)