2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study of the Effective Way to Prevent Inflicting Death or Injury on Others by Driving a Motor Vehicle Caused by Epileptic Seizures
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18K12662
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
内山 真由美 佐賀大学, 経済学部, 准教授 (10580128)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 自動車運転死傷事故の防止 / 運転免許証の自主返納 / 交通弱者 / 移動手段の確保 / 地域公共交通 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響から、てんかんのある人と家族を対象にヒアリングを実施することが困難となった。そこで、所属機関の所在地である佐賀県において、運転免許証自主返納促進事業や高齢であったりてんかんなど一定の病気を抱えたりして自動車を運転することができないいわゆる交通弱者の移動手段を確保するための取り組みなどに関する県内自治体を対象とする調査と分析を行うとともに、佐賀県在住者等を対象に運転免許証の自主返納制度そのものの認知度や居住する自治体が実施している支援事業に係る認知度などについて調査を実施した。2021年度は、佐賀県在住者等に対する調査の結果の分析を行った。2021年10月10日にオンラインで開催された日本交通学会第80回研究報告会において、「公共交通に関する住民の意識―佐賀県におけるアンケート調査より―」と題して報告した。交通政策に係る法律の観点から調査結果について検討し、九州佐賀総合政策研究第5号1-12頁に掲載した(内山真由美「運転免許証の自主返納に関わる現状と課題-佐賀県および長崎県在住者のアンケート調査から-」)。このように新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて、当初予定していたヒアリングを行うことができなかったが、佐賀県内自治体および佐賀県在住者等を対象としたアンケート調査の結果の分析から、本研究の目的である自動車運転死傷事故を防止するための効果的な方法の提案について、交通弱者の移動手段の確保という課題を明らかにした。
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Research Products
(2 results)