2019 Fiscal Year Research-status Report
| Project/Area Number |
18K12701
|
|---|
| Research Institution | Tokyo University of Science |
|---|
Principal Investigator |
松本 朋子 東京理科大学, 理学部第一部教養学科, 講師 (50783601)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
| Keywords | テキスト分析 / 政策立ち位置 / 再選動機 / 選挙の対立構造 / 言語 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本年度行った研究は以下五点である。
(1)議員の発言と再選動機についてのテキスト解析に基づく共同研究については、2019年8月にダートマス大学のthe Northeast Workshop in Japanese Politicsと学内ワークショップで発表した他、共著者により同研究は Annual Congress of The European Economic Association兼European Meeting of the Econometric Society、東京労働経済学研究会で発表し、オックスフォード大学の研究会でも報告した。現在同論文は、海外ジャーナルに投稿している。
(2)選挙公報のデータとマージする予定の政党の政策立ち位置に関する専門家調査の統計分析の共同研究については、共著者により2019年8月のthe 115th American Political Science Association Annual Meetingと10月日本政治学会で報告した。ほぼ研究は最終段階にあり、海外ジャーナル誌に論文を今年度中に投稿する予定である。
(3)選挙公報の研究については、一つ目の研究に関連する形で研究を発展することを予定し、収集するデータを地方議会に切り替え、テキストデータの収集を終え、またデータ化を行った。本年度解析を進める予定である。
以下二つは新たに開始した関連共同研究である。(4)一つ目の研究に関連する形で始めたインド議会の研究をスタートした。データのテキスト化を共著者と半分程度終えることができ、preliminaryな結果を分析することができた。(5)政治家の発言の選び方という発想を拡張させる形で、テキスト分析を用い、言語の用い方と政治の関係性の解析を行う研究を共同研究者と新たに開始した。データ収集段階であるが、初期結果は、共著者により2020年3月に電子情報通信学会研究会で報告を行なった。
本科研で行っているテキスト解析の研究について、東京理科大学及び横浜市立大学セミナーで報告する機会もえた。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一つ目の研究は海外ジャーナルに投稿することができた。また、二つ目の研究についても学会報告を多くする機会を得て、2020年度には海外ジャーナルに投稿することができる見込みまでたどり着くことができた。三つ目の研究についてはデータの収集を終えることができ、二つ目の研究を投稿し次第、解析に入ることができる見込みがたった。また、新たに四つ目と五つ目の研究プロジェクトが立ち上がり、初期段階とは言え、順調に結果を出すことに成功している。
|
| Strategy for Future Research Activity |
一つ目の研究については、査読の結果に応じて、改訂を重ねる段階に入っているので、今年度中の出版を望んでいる。
二つ目の研究については、今年度中に海外ジャーナル誌に投稿する。
三つ目の研究については、一つ目の研究が出版し次第、データをマージして解析を進める予定である。
四つ目の研究については、テキスト化を冬までに終え、解析を進め、学会報告できる段階に持ち込む予定である。
五つ目の研究については、6月にも研究会での報告が予定されているので、順次学会・研究会報告を重ね、今年度中に一つ目の論文を投稿する予定である。
|
| Causes of Carryover |
理由は2点ある。1点目が、テキスト化の費用が想像したほどかからなかったことと、2点目が、新型コロナウイルスの影響で3月中の出張が大学の要請で中止となり、研究会報告のための出張費用及び打ち合わせのための出張費用が想定したほどかからなかったことによる。2020年度も既に国際学会が三つ新型コロナウイルスの影響でキャンセルされており、不測の状況が継続している状況である。
|
-
-
-
-
-
[Presentation] Political Statement Cycle2019
Author(s)
Jun Goto, Tomoko Matsumoto, Junichi Yamasaki(報告)
Organizer
the 34th Annual Congress of The European Economic Association | the 72nd European Meeting of the Econometric Society
Int'l Joint Research
-
-
-
