2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analyzing Variances among Intra-Party and Inter-Party Politicians
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18K12701
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
松本 朋子 東京理科大学, 教養教育研究院神楽坂キャンパス教養部, 講師 (50783601)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 選挙 / 政治家の発言 / 政治家・政党の政策立ち位置 / 議事録 / 再選動機 / テキスト分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、大きく分けて三つの方向性から、研究を遂行した。 (1) 政党の政策立ち位置の変化に関して専門家調査を実施し、その研究結果をまとめた共同研究を2022年夏にJapanese Journal of Political Scienceにて出版することができた。2017年の衆議院選挙に関する研究成果であり、野党の分裂の原因を政策的な側面から解析した。本研究はオープンアクセスにて出版した。 (2) 同じ政党に属していても、選挙が近いか否かで議員の議会内での発言は変化するのではないか。そのような視点から、インドの国会議事録について分析を進めている。本共同研究に関しては、既にデータ収集は終了し、主な分析結果を得ることもできており、同研究成果については、2023年4月のMidwest Political Science Associationにて報告した。追加分析を進めており、2023年度中に海外学術雑誌に投稿する予定である。 (3) 政治家の政策立ち位置に関して、国内の議会議事録の分析を共著者と遂行している。研究成果を論文にまとめる段階までには至っていないものの、データの接合作業は終わり、分析を続けているところにある。 その他、一般向けの研究成果の報告として、『Voters』70巻に、「女性の政治参加は進んでいるのか」という標題で依頼を受け原稿を執筆し、同じ政党の議員でも議員のジェンダーによって重点政策が異なることを解説した。
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