2020 Fiscal Year Research-status Report
Effects of Sustainable Fisheries Certification on Fishery Stocks
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18K12789
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| Research Institution | Fisheries Research and Education Agency |
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Principal Investigator |
若松 宏樹 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 本部, 研究員 (90722778)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 漁業資源 / 持続可能性認証 / 神戸チャート |
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| Outline of Annual Research Achievements |
前年度に行った日本国内漁業のMSC予備審査漁業とMSC認証漁業の分析（基本統計による分析、クラスター分析、回帰分析）について、論文化し、海外誌に投稿を行った。査読結果が年度末に返却され、再度分析などを来ない大幅な修正を加えて再度査読中となっている。査読者のアドバイスを取り入れて前年度行ったクラスター分析のほか、ランダムフォレストの追加分析を行った。
また、昨年度行っていたMSC Assessment Report（PDF)の情報（魚種、漁業種、認証状態、漁業規模、認証時期）の入力作業が完了し、RAMLEGACYデータベースから取得した世界の各地域の魚種、漁業、地域で分けられたデータとのマッチングを行い、MSC認証の漁業資源、非MSC認証の漁業資源が同一レベルで分析できる状態にデータクリーニングを行った。また神戸チャートと呼ばれる漁獲圧と資源状態の関係を表す図にMSCと非MSCを区別して表示させ、持続可能認証を取得した漁業とそうでない漁業の差と、MSC認証取得後、資源状態がどのように変化しているかを視覚化した。またこの結果を日本水産学会で報告した。
前年度の研究成果の国際学会で発表する予定だったが、採択されたもののCOVID-19により2021年度に延期となったが、再び延期となり、2022年に行われることとなった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19により、本来予定していた出張等ができなかった。また、分析についても入力、マッチングする作業が膨大で予想以上に時間がかかってしまい、作業は完了したものの、予定した分析をすることができなかった。
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| Strategy for Future Research Activity |
進捗状況は予定よりも遅れているが、分析準備は完了したため、今後はクリーニングしたデータを使用して本来の分析予定であった差分の差分法によって分析し、統計的に有意に差があるかを検証する。
そして結果を取りまとめ、論文化し、海外誌に投稿する。
また、前年度行った資源比較の分析をまとめて論文化し、海外誌に投稿する。
現在査読中の論文については返却され次第適当に対処する。
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| Causes of Carryover |
COVID-19により出張の予定が立てられず、またその他の分析とうについても遅れが生じたため、十分な研究ができなかった。
次年度はCOVID-19の状況によってオンラインなどに頼った会議、調査を計画、執行する予定である。
また、データ入力およびデータクリーニング用に要求していた予算を消化せずにデータ入力を完了できたため、執行できなかった予算については、追加的な調査などによって研究成果をさらに発展させることとする。
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